題字 「関東学生マーケティング大会」
2021年度

・ ビジネスコンテストとは
 2022年度に参加したビジコン
・ 研究を終えて

2022年度ビジネスコンテスト出場プラン(全文ダウンロード)
中村友亮・有田勝海・二宮信貴・松崎葵 「すいたでぬいた 〜外来植物バスターズ〜

PDFファイル 607KB

新田奈央・國武淳哉・新家舞桜・坪井梨紗 「47都道府県総合アンテナホテル

PDFファイル 656MB



ビジネスコンテストとは



 小野ゼミにおけるビジネスコンテスト企画は、塾外のビジネス企画に参加や投稿を行う企画です。 有志ゼミ生による任意参加の企画ですが、ゼミの時間をお借りして中間報告を行って、先生や先輩方にコメントを頂きながら、高質なプランの案出を目指しています。
 小野ゼミ生によるビジコン企画への参加や投稿は、第1期生の時からほぼ毎年のように盛んに行われてきましたが、この特設ページが作られたのは、「関東学生マーケティング大会 (旧名称: 関東十ゼミ討論会)」への不参加を意思決定した2020年からです。
 関東学生マーケティング大会は、かつては、教授・大学院生立ち合いのもとで互いに質疑応答を活発に行う研究発表の場でしたが、ボランティアの実務家審査員の前で新規提案企画を黙ってプレゼンするだけのビジコンに変容しました。 それに伴い、三田祭論文という学術論文での出場に難しさが生じたので、参加を取りやめました。
 第20期生は、第19期生と同様、関東学生マーケティング大会の代わりのビジコンに参加することを決めました。 今年は、昨年度に新型コロナウイルスの影響によって中止となった、関西大学主催のビジネスコンテスト、KUBICに、計2チーム(第20期生から2チーム)がプランを投稿しました
 なお、関東学生マーケティング大会 (旧:関東十ゼミ討論会) のページは、このページのバックナンバーとして残しています。 卒業した先輩たちの活躍の様子は、このページの右上にあるバックナンバーのプルダウンメニューから閲覧いただけます


2022年度に参加したビジコン



関西大学主催 ビジネスプラン・コンペティション 「KUBIC」

 2006年に関西大学商学部が創設100周年記念事業の一環としてスタートされたのが、「関西大学ビジネスプラン・コンペティション KUBIC」です。 懸賞論文ではなく閃いたアイディアを提案する企画ではありますが、ニュービジネス(起業・社内ベンチャー)を創出できるような,創造性・専門性・総合力・国際性を兼ね備えた次世代のビジネス・リーダーを発掘・育成するという理念を持ち、また、 審査は、独創性、必要性、優位性、収益性、実現性、社会性、訴求性の7項目を基準にして、ダブルブラインド方式の極めて公正な手順で行われ、毎年500組を超える応募者の中から厳正に優秀賞を選出する点に特長があります。 小野ゼミでは、これらの点に賛同し、小野先生の共同研究者でもある慶應義塾大学商学部出身の関西大学商学部の先生のお誘いをお受けする形で、2009年以降、新型コロナウイルスの影響で中止となった2020年を除いて、毎年、有志ゼミ生が応募し、これまで準優勝を1回、優秀賞を3回、企業賞を2回獲得する栄誉に浴しています。

→KUBICのウェブサイトへのリンク


ビジコンの開催告知

2022年度のテーマ


「すいたでぬいた 〜外来植物バスターズ〜」
 
現在吹田市には、さまざまな外来植物が存在している。外来植物を駆除することは、吹田市の生物多様性を守る上で重要な課題であり、吹田市は市民に対して外来植物の危険性を訴えている。しかし、生物多様性について知っている市民は約3割にとどまっている現状がある。そこで、吹田市が、市民に生物多様性の重要性を学んでもらい、外来植物の駆除活動に参加してもらうことができる施策を提案する。
 
具体的には、専用ゲーミングアプリを開発して市民に無料配信する。市民に、(1)まずは、生物多様性について学んでもらった上で、(2)吹田市内において外来生物を発見したり、(3) 発見された外来生物を駆除したり、(4)駆除されたことを確認したりすることによって、ポイントを付与する。(5) そのポイントによってアプリ内のキャラクターを成長させることができ、それがインセンティブとなって、さらなる活動(1)~(4)を促す。
 
本施策を通じて吹田市は、市民の生物多様性への関心を集めることができる。加えて、現在駆除活動をしていない市民の協力を促すことができ、外来植物対策への取り組みに参加させることができる。


47都道府県総合アンテナホテル」
 
本施策は、各都道府県が競い合いながらそれぞれの魅力を宿泊客に伝えることで地域活性化に貢献するコンセプトホテルである。
 
各都道府県にはまだまだ隠れた魅力があるが、それらの魅力は人々に気づかれていない。さらに、コロナ禍で自粛生活を余儀なくされ、県外在住者たちが旅行を通じて地域の魅力に気づく機会は一層減っている。そこで、気軽に旅行気分を体験でき、かつ地域の魅力にも触れる機会を創出する本施策を提案する。
 
(1) まず、ホテルが宿泊部屋を各都道府県の観光課に供与する。次に、各県の観光課がそれぞれ県の魅力が詰まったコンセプトルームを自由につくる。(2) 顧客は、興味のある都道府県の部屋を選んで宿泊する。(3) ホテルは、宿泊した顧客の評価をもとにランキングを発表し、ランキング上位県に特典を付与する。それを受けて、都道府県間に競争が発生し、サービスが向上していく。(4)どの県の部屋を選んだ宿泊客についても、各県は宿泊客の県に対する愛着を形成することができる。



研究を終えて


「すいたでぬいた 〜外来植物バスターズ〜」
 
私たち「外来植物バスターズ」は、本選会に出場することができ、5月〜6月に加えて、9月〜10月の上旬にも、KUBICに取り組みました。5月〜6月のテーマ案出での出来事も思い出深いのですが、特に印象に残っていることは、910月に行った本選会に向けての準備です。
 私たちの班は、とんでもないスケジュールで、
KUBIC本選会に向けての準備を終えました。というのも、本選会出場の案内が郵送で送られるのですが、私は住所を記載する際、アパートの部屋番号を書き忘れるというとんでもない失敗を犯してしまいました。本来9月上旬に結果通知が届くのですが、9月下旬にKUBIC事務局から電話をいただくことで、本選会出場を知りました。私は嬉しさよりも、やってしまったという失敗による後悔や虚しさから、青ざめていたのを今でも覚えています。そして、本来は9月上旬から本選会への準備ができ、本選会まで約1ヶ月ほどの準備期間があるのですが、9月下旬に結果を知った私たちに残された期間は2週間であり、本来の半分しか準備期間がありませんでした。プレゼン資料の作成から、プレゼン動画の撮影、採算計画の見直しをこの短期間で成し遂げる必要があり、私は絶望しました。しかし、この絶望から救ってくれたのは、同じ班チームのメンバーでした。三田祭論文とも重なり、多忙な日々を送っていたのにもかかわらず、根気よくビジネスプランを完成させるために付き合ってくれたチームメンバーには感謝しきれません。彼らのおかげで、限られた準備期間であったものの、自分たちが納得いくまでプランを見つめ直し、万全の状態で本選会に臨むことができました。チーム一丸となって臨んだ本選会の結果は、優秀賞であり、最優秀賞を逃したものの、名誉ある賞を頂くことができました。
 私はこのビジネスコンテストを終えて、最優秀賞を逃してしまった悔しさもありましたが、それ以上に楽しかったと感じています。初めてのビジネスコンテストへの参加、初めてのリーダー、初めてのプレゼンテーションと、私にとって慣れないことの連続でしたが、最後に楽しく終えることができたのも、ひとえにチームメンバーである、にの、かつみ、あおのおかげだと思っています。このチームで優秀賞を獲得できて、本当に良かったです。ありがとう!
 最後に、ビジネスプランの案出から、本選会に向けてのプレゼンテーションまで、たくさんお時間を割いてアドバイスしてくださった小野先生、大学院生の先輩方、19期の先輩方のお力添えがあったからこそ、優秀賞をいただくことができました。本当にありがとうございました。
中村

47都道府県総合アンテナホテル」
 
私たち小野ゼミ第20期は、5月から6月上旬にかけて、関西大学商学部主催のビジネスコンテストであるKUBICに参加すべく、ビジネスプラン案出に取り組みました。ビジネスコンテストは、私が楽しみにしていた小野ゼミの活動の1つだったので、活動が始まったとき、とてもワクワクした気持ちになったことを今でも覚えています。そんなKUBICで私が印象に残っている場面は2つあります。
 
1つ目は、”47都道府県総合アンテナホテル” が誕生した瞬間です。ビジネスプラン案出の初期段階、私たちは、アイデアベースでビジネスプランを出し合って、プラン案出のヒントを探っていました。質より量、とにかくたくさんのアイデアを出した方がいいと先輩方にアドバイスをいただいた結果、リップスティックのリユース、お寿司じゃなくてお客さんが回転する回転寿司、7時間くっつく枕など、個性が爆発した独創的なアイデアが飛び交いました。そんな中、私が出したアイデアの1つである ”47都道府県体験ホテル” は、利用者目線で考えたアイデアだったため、ステークホルダー全員の利益を見出すことができず、ボツ案になりかけていました。しかし、この ”47都道府県体験ホテル” の窮地を救ってくださったのが、小野先生でした。「ホテルを舞台に、都道府県同士で顧客の奪い合いをしてもらったら面白そうだね。」この一言で、”47都道府県体験ホテル” は、ボツ案から ”47都道府県総合アンテナホテル” という素敵なビジネスプランに早変わりしました。各都道府県の自治体を巻き込んで地域活性化を目指す、という私たちには到底思いつかない斬新なアイデアで、とても感動しました。小野先生の発想力に圧倒された瞬間でした。
 
2つ目は、提出直前のやり取りです。私たちは、提出締切当日のサブゼミ中に、ビジネスプランをまとめた資料をKUBICに提出しました。誤字脱字がないか、旧バージョンのビジネスモデル図を資料に添付してしていないか、参考文献等に不備はないか…などなど、初めての応募を前にやや緊張しながら、チームメンバーで資料の最終チェックを行いました。そして、チェックを終え、提出すべくKUBICの応募フォームに必要情報を入力しているとき、フォームの中にチーム名を入力する箇所があることに気づきました。正直、審査には一切関係ないと思うので、本当に何でも良かったと思いますが、なぜか私たちは、プランに沿ったチーム名にしたいと、提出締切当日にもかかわらず、それなりの時間をかけてチーム名について会議しました(笑) そして、悩みに悩んだ結果、チーム名は「日本の魅力向上委員会」に決定し、私たちは、約1ヵ月の努力を詰め込んだ資料を無事に提出することができました。今振り返ると、細部までこだわる小野ゼミならではの出来事だったのかなと思います(笑)
 
私たちがビジネスプランを完成させることができたのは、小野先生をはじめとするご指導してくださった全ての皆様のお力添えのおかげです。”47都道府県総合アンテナホテル”に命を吹き込んでくださり、その後も連日長時間にわたって第20期をご指導してくださった小野先生、KUBICの経験者としてたくさんアドバイスをしてくださった院生の先輩方と第19期の先輩方、本当にありがとうございました。残念ながら、私たちのビジネスプランは受賞することはできませんでしたが、KUBICで得た経験を糧に、この先のインカレディベートや三田論執筆に取り組んでいきたいと思います。
新田



20221223

Copyright (c) 2021- Prof. A. Ono's Seminar of Marketing,
Keio University, Tokyo, Japan. All rights reserved.