題字 「英語論文執筆プロジェクト」
2018年度

・ 英語論文執筆プロジェクトとは
・ 小野ゼミにとっての英論
 2018年度の研究テーマ
・ 研究経過報告

・ KSMS@ソウル!
・ 活動後記


英語論文執筆プロジェクトとは


 英語論文執筆プロジェクト(略して「英論」)とは、一人でも多くの人に論文を見てもらいたいというゼミ生の熱い思いから、マーケティング発祥の地アメリカの主要な言語である英語で論文を執筆し、日本の学界のみならず海外の学界に投稿し、海外の学界で発表することを目標とした研究プロジェクトです。 テーマのみならず、投稿先までも自分たちで決定することができるのが本プロジェクトの大きな特徴の一つです。 学部生による海外の学会への論文投稿は塾内の商学部のゼミでは行われておらず、小野ゼミ独自の試みといえます。 小野ゼミ7期生有志が2008年一杯で廃止となった「電論」に代わって立ち上げることを先生にお願いし、許可を得2009年度から始めた最も新しい研究プロジェクトです。

 以来、第7期生 (2009年度) は、International Association for E-Business Annual ConferenceにてOutstanding Paper Awardを受賞して、Journal of E-Businessに論文を掲載、第8期生 (2010年度) は、International Journal of E-Commerceに論文を掲載、第9期生 (2011年度) は、GAMMA Global Marketing ConferenceおよびAMA Winter Marketing Educators' Conferenceに出場、第10期生 (2012年度) は、EMAC Annual Conferenceに出場、第11期生 (2013年度) は、SMA Annual ConferenceAMA Winter Educators' Conference、およびICAMA Annual Conferenceに出場し、ICAMA Honorable Mentionを受賞、第12期生 (2014年度) は、KSMS International ConferenceICAMA Annual Conference、およびSMA Annual Conferenceに出場し、KSMS Best Symposium Paper Awardを受賞、第13期生 (2015年度) は、KSMS International ConferenceGAMMA Global Marketing Conference、およびICAMA Annual Conferenceに出場、第14期生 (2016年度) は、KSMS International ConferenceGAMMA Global Fashion Management Conference、およびAMA Summer Educators' Conferenceに出場、第15期生 (2017年度) は、GAMMA Global Marketing Conference出場、という輝かしい研究業績を残してきました。



小野ゼミにとっての英論


 「英論」プロジェクトを立ち上げた目的は、マーケティングの最先端であるアメリカの研究事例を学び、さらに自分たちで論文を執筆し、マーケティングの本場アメリカに挑戦することです。 英語論文プロジェクトでは、プロジェクトの設立から、テーマの設定、さらには論文投稿先の選定まで全て自分たちで行います。 したがって、ゼミ生の強い自主性と向上心の上で成り立っている難易度の高いプロジェクトといえます。 我々は、このような活動を通して、小野ゼミを世界に通用するレベルの高いマーケティング研究会にしたいと考えています。



2018年度の研究テーマ


 当初,英語で論文を発表したいという有志が集まった「英論」 プロジェクト・チームだけが、国際学会に出場するはずでしたが、日本語で論文を書くつもりだった 「日論」プロジェクト・チームも、英語で論文を発表しようということになって、同期生全員が揃って国際学会に参加し、それぞれの論文を発表することになりました。 これは、小野ゼミ史上 (慶応商学部史上?) 初めての試みです。 このページでは、もともと 「英論」 チームと呼ばれていた研究チーム (マケ論チーム) だけでなく、もともと 「日論」 チームと呼ばれていた研究チーム (関マケチーム) の国際学会への挑戦過程をご紹介します。 まず、このコーナーでは、両チームの研究テーマをご紹介します。

「マス・カスタマイゼーションにおけるジルト効果
      ―魅力的な製品をめた消費者のブランドスイッチ―」
英語論文プロジェクト・チーム (マケ論チーム)

 インターネット上のカスタムオーダー・システムは、細かな顧客ニーズに合致した製品を提供できるという利点を持つものの、提供プロセスが複雑であるという欠点を併せ持つ。この欠点を克服するため、カスタムの注文を断念した消費者を既製品販売サイトに導くハイブリッド戦略が採用され始めている。しかし、この戦略は「ジルト効果」が生起するために有効でない可能性がある。本論は、この問題について検討する。


「広告集積における消費者の広告への反応
          ―広告の視覚的複雑性に着目して―
日本語論文プロジェクト・チーム

 どのような広告が消費者からより大きな注意、好ましい態度、深い理解を得られるのであろうか。既存研究は、「視覚的複雑性」の影響を探究してきたが、その際、消費者が単一の広告に露出する状況のみを想定した単純な研究に留まっている。しかし、現実の消費者は、しばしば、集積した複数の広告に同時に露出する。そこで、本論は、視覚的複雑性を考慮に入れつつ、広告集積および、それを構成する個々の広告の効果を探究する。



研究経過報告


英論チーム (マケ論チーム) の研究経過報告については、
インゼミ (慶応四分野インゼミ研究報告会) のページ
ご覧ください。

日論チーム (関マケチーム)の研究経過報告については
関マケ (関東学生マーケティング大会) のページ
ご覧ください




KSMS@ソウル!


119

 韓国1日目。 小野先生、奥様、15期の合場さん、私たち16期全員が羽田空港に集結し、朝8時半に韓国へと飛び立った。 機内では、原稿を片手に学会発表の練習をする同期の姿が見え、自分も頑張らなければという気持ちになった。
 韓国に着き、私たちは冷たい風に吹かれながら足早にホテルへと向かった。 韓国は想像以上に日本よりもずっと寒かった。 行き交う人々はみな、コートやマフラーで身を包んでいた。
 荷物を置き、私たちは昼食を食べるために街へ出た。 向かったお店はチーズタッカルビ専門店で、店員さんが元気に迎え入れてくださった。
1年前から素人ながら韓国語を勉強している私が、恥ずかしながら全員分の料理を韓国語で注文した。 すると、店員さんが注文票を持ってきて、 「君が計算しなさい」 と私に言った。 目の前に座られていた小野先生をぱっと見たら、 「いま何て言っているの?」 と微笑んでいらっしゃった。 私にとって、そんな時間が新鮮で、とても楽しかった。 なぜなら、大好きな韓国で、ゼミのみんなとごはんを食べることができていたからだ。
 昼食後は、一度ホテルへ戻り、
1時間ほどそれぞれ思い思いの時間を過ごした。 私の部屋は最上階だったため、ぼーっと窓からの景色を眺めるのに最適だった。
 休んだ後は、私たち同期と合場さんで明洞の旅に出た。 地下鉄に乗ることも、切符を買うことも、慣れない韓国語ですることはやはり難しかったが、みんな揃って移動している時間も、楽しく、気づいたら目的地に着いていることがほとんどだった。
 たくさんの屋台とお店が立ち並ぶ明洞は、現地の人や観光客でにぎわっていた。 私たちも、食べたいもの、買いたいもの、したいこと、それぞれの時間を満喫できた。 カメラを向けるとみんなが笑顔で、私まで幸せな気持ちになった。 夜ご飯は焼肉屋さんでビビンバやお肉を食べた。 時間がないと思っていたが、みんなとこうしてたくさん観光をすることができて、ここでしか作ることのできない大切な思い出ができた。
 ホテルに帰ったら、日論チームは翌々日、英論チームは翌日に控えた学会発表に向けて、チームで集まって部屋で夜中まで練習した。
 このメンバーで、この場所で、学会発表の練習ができるのは、これが最初で最後ということを噛みしめて、全員で同じ時間を過ごして、最初の一日が終わった。
関口

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これから韓国に向かいます!
韓国楽しみ!
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搭乗前に同期でパシャリ!
韓国初ご飯!
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お昼から豪華でした!
16期男子!
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有志で観光スタートです!
かの有名な明洞に到着!
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にやり顔!
焼肉食べ行くで!!!
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韓国焼肉に16期一同大満足!
ちゃっかりきちゃった日論班!
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夜の明洞をバックに同期で一枚。
束の間の観光を楽しんだ一日でした!!!


1110

 KSMS2日目。 ジルトチームの発表当日である。 前日食したつぶ貝のせいで悪夢のような1週間を過ごすことになるとは露とも思わず、ソウル観光を満喫し、お土産も無事確保できた僕は、早朝からメンバーの一室で発表練習に精を出していた。 レーザーポインターをぶんぶん振り回しながら、人生初めての学会発表に臨む、その緊張感を楽しんでいた。 会場に到着後、やたら辛いキムチとやたら甘い魚がおかずのお弁当に戸惑った後、発表の時間を迎えた。
 発表直前、セッションの担当教授が、僕たちを指して、”Big group!”的なことを言った。 そうなのだ。 6人で発表するグループとか、プログラムを見渡してもほとんど見つからないのである。 僕は彼の言葉を聞いて、全員で論文を書き上げ(厳密な完成は発表の1週間後)、学会の場に立てたという事実が何となく嬉しくなって、柄にもなく、団結感みたいなものに浸った。 発表そのものはつつがなく進行し、アッサリ終了した。 その後のディナー会では、国際学会での発表という大きな目標を1つ達成できた喜びを、メンバーと分かち合った。 良きかな良きかな。岩間

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発表会場に到着です!
みんなで激辛弁当をたべました!
学会本編の開会式です!
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学部生ながら学会本編で
堂々とプレゼンしています!!!
岩ちゃんの英語はさすが!
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この男に緊張の二文字はありません!
鈴の発表!完璧でした!
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はるかの堂々としたプレゼン!
やなーもしっかりとしたプレゼンでした!
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学者さんからコメントを頂いております!
SOGANG (西江)のポーズです!
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岩ちゃんお疲れ様!(笑)
英論チームのみんな発表お疲れ様でした!
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あらあら。(笑) 皆さんお疲れの様子!
小野先生の奥様が表彰されました!
おめでとうございます!
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オール慶應で懇親会スタート!
高橋ゼミの方々と!
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高橋先生このような場を設けて下さり、
ありがとうございます!
発表おつかれさま!
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無事、英論チームの発表を終えることができました。
小野先生、多忙な中ご指導をしてくださり、ありがとうございました



1111

 KSMS最終日。 今日は、僕たち広告集積班の発表当日である。 僕らのチームは、準備不足によって、前日に英語スクリプトの大幅改善を行った。 それゆえ、発表当日の明け方まで、発表練習を行っていた。 2日目の夜に開催された慶應懇親会にて、泥酔していく同期を横目に、酒を一滴も飲まず、ホテルに帰った後も発表練習に勤しんだあの日を僕は決して忘れることはないだろう。 諦めたらそこで試合終了だ。 そんな僕の状況を知ってか知らずか、同部屋であった岩ちゃんが僕を部屋に一人にしてくれた(?)KSMS最終日はそんな同期の優しさに心打たれつつ、静かに幕をあげたのだった。
 さて、ほんの少しの仮眠の後、寒さの中、僕たち小野ゼミ一行は、延世大学へと向かった。 僕は徐々に、そして確実に緊張していった。 なぜなら、前日の学会本編にて、ジルト班が大成功を収めていたからだ。 つまり、この
KSMSを良い形で締めくくるには、我々の研究発表に失敗は許されない、絶対に成功しなければならないということだ。 さらに、発表会場には、マーケティングにおける世界中の名だたる教授たちが列席していた。 彼らを目の前にした僕の緊張はついにMAXに達した。 緊張なのか、激辛韓国料理のせいなのか定かではないが、会場到着とともに、僕の胃腸が悲鳴を上げたのは言うまでもない(前述の通り、僕もつぶ貝にあたっていたようだ)。 発表直前にトイレに駆け込み、駆け込んだトイレの個室越しに、同じく胃腸の具合がよろしくなかった合場さんからエールを頂いたことも、今となっては良き思い出である。
 無事にトイレを終え、身も心も軽くなった僕は、少しでも緊張を和らげるべく、改めて、この場で発表できることを誇りに思い、楽しむ心を忘れることなく、自信をもって発表に臨むことを決意した。 その結果、発表自体大きなミスもなく、むしろ堂々と終えることが出来た。 発表後、教授たちのディスカッションが大いに盛り上がっており、英語が分からない僕でも雰囲気で大成功だということが分かった。 正直本当にほっとした。 その後、先生からすぐに僕たち宛に 「大成功でしたね。」 メールが届いたことは、本当に嬉しかった。
 こうして僕たちは、
KSMSでの極限状態の発表を無事終えたことで、プレゼンに対し、かなり自信がついた。 今後に控える関マケなどにおける発表でも成功を収めることを、僕は、密かに誓った。 (木幡)

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最終日の朝食です!
発表前に延世大学前で一枚!
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はるえ可愛い!(編集者より)
シンポジウム開会しました!
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帰国子女のはるえが本気を見せます!
緊張の面持ち!
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テイラー先生がコメントしてくださりました!
りさの英語もさすがでした!
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有名な学者さんが間近に!
Prof. Ian Phauさんからも一言!
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小野先生と日論班で集合写真!
発表お疲れ様!
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発表後は食事会です! 関口が切り込んでいました!
テイラー先生へ御礼しました!
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3日間お疲れ様でした!
小野先生からお話です!
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高橋先生、清水先生、各ゼミ生のみなさん、お疲れ様でした!
今回の貴重な経験を16期一同、今後の糧にいたします!



研究を終えて


英論チーム (インゼミチーム) の研究後記については
インゼミ (慶応四分野インゼミ研究報告会) のページ

ご覧ください。

日論チーム (関マケチーム)の研究後記については、
関マケ (関東学生マーケティング大会) のページ
ご覧ください




16期 英論プロジェクト代表: 岩間 雄亮
16期 日論プロジェクト代表: 木幡 慶斗

2019312

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