題字 「三田祭研究論文」
2016年度

・ マーケティングゼミ合同研究報告会とは
・ 小野ゼミにとっての位置付け
・ 2016年度の小野ゼミの研究テーマ
・ 研究経過報告
・ 発表会当日のスケジュール
・ 発表会当日の模様
・ 研究を終えて

・ 関東学生マーケティング大会 出場 (別ページ)


2016年度マーケティングゼミ研究報告会研究論文(全文ダウンロード)
慶應義塾大学商学部 小野晃典研究会 第14期 マケ論プロジェクトチーム (2016) 「早期採用者による負のクチコミの発信―2種類種種類の独自性欲求に着目して」

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マーケティングゼミ合同研究報告会とは



 慶應義塾大学商学部の華、商業学(マーケティング論)のゼミが集まって、三田祭研究の成果を発表しあうという企画が、「マーケティングゼミ合同研究報告会」 です。 小野先生の在外研究期間中の2005年に始まり、小野ゼミは、この報告会のための独自の共同研究プロジェクトを立ち上げた上で、再開直後の2007年(第5期)から参加させていただいています。
 
2002年に始まった 「商学部異分野インゼミ研究報告会」 に似た主旨で行われますが、参加ゼミの全てがマーケティングという共通の分野を専門としているので、また違ったプレッシャーと戦うことになるのが特徴です。


小野ゼミにとっての位置付け



 小野先生の在外研究期間中に始まったこの報告会に対して、小野ゼミは、下記の3つの目的のために、2007年度(第5期)から参加させていただいています。
3年次秋学期の共同研究プロジェクト(三田祭研究)の成果を他ゼミの先生・ゼミ生に評価いただけるよう、より高いモチベーションを持って、3年次春学期の学習成果の集大成たる論文を執筆する。
口頭研究発表の場として位置づけ、プレゼンテーション能力の向上を図る。
対外的な交流の場として位置づけ、ゼミの知名度やゼミ生の社会性の向上を図る。

  「商学部四分野インゼミ研究報告会」 と並ぶ三田祭研究プロジェクトの口頭発表機会として、小野ゼミでは、2007年 (第5期) からは、独立した研究プロジェクト・チーム、「マーケティングゼミ合同研究報告会」担当三田祭研究プロジェクト・チーム、通称「マケ論」チームが立ち上がり、他チームと同じく三田祭にてパネル発表を行うとともに、このチームがゼミを代表して「商学部マーケティングゼミ研究報告会」にて口頭発表を行うことになりました。 昨年2015年 (第13期) からは、「日本語論文チーム」、通常「日論」チームが、「関マケ」と共に「マケ論」を兼務することになりました。

2016年度の小野ゼミの研究テーマ



早期採用者による負のクチコミの発信
2種類の独自性欲求に着目して―
 
 早期採用者の口コミが後期採用者の採用を促すと説く古典的な普及研究のテーゼに対して、近年の口コミ研究者は、他者と異なる製品を持ちたいという独自性欲求を持つ早期採用者は、後期採用者の追随を阻害し、普及に悪影響を及ぼす、と主張している。 しかし、彼らは、他者より早期に製品を採用したいという早期採用者の独自性欲求を考慮していない。 そこで、本論は、
2種類の独自性欲求を同時に考慮に入れたモデルを構築する。


研究経過報告



6月

 日論の活動は、
611日、KUBICのビジネスプラン完成後に開始された。

 私達は消費者心理、購買行動に関心があり、最初に三田論発表に向けて選んだ“陳列が購買に与える影響”というテーマは、すんなりと決まった。 しかし、ただ興味のあるテーマを採用するのは甘かった。 学術的に面白く、関東マーケティング大会でヒットしそうなテーマ、現在の事象を考慮すると既存文献の主張に対して、なぜ?という疑問が生まれるもの…。 すべての要素を持つ論文を求めて、私達は核論文探しに明け暮れた。

 論文を探すにおいて、図書館で過去のマーケティング・ジャーナルや、本屋でマーケティングに関する雑誌を読むなど、情報収集にも勤しんだ。 この作業を行うことで、精緻化見込モデル、認知的負荷、NFCなど論文を読む前にはなかった知識が増えていき、拡張点を考えるうえで知識が生かされた時、意味ある過程を踏んでいるのだと実感できた。

 しかし、それ以上に、英論チームが順調に核論文を決定する中、テーマが決まらない日論の進捗に焦りと不安が押し寄せた。 この先の見えない論文探しという旅は、7月へと続く。 (山崎)

7月

 焦りと不安を抱えたまま突入した
7月。 最後の本ゼミまでにテーマを決めたいという思いと裏腹に、残りわずか1週間と迫っていた。 論文の探し方や、拡張点の考え方、議論の進め方などに自信を持てなくなることもあり、チームの団結力が試される大事な時期であった。 そして地獄のような1週間でもあった。

 
最後のサブゼミまでに、2つの論文を手分けして読むことからスタートした。 これまでの倍以上のスピードで論文を読むことが求められ、私達は必死に取り組んだ。 しかし、自分たちが納得のいく内容に出会うことはできなかった。 勿論サブゼミでも良い発表が出来ず、多くの先輩方に迷惑をかけてしまった。 しかし立ち止まるわけにもいかず、大学院生の竹内さんにアドバイスをいただき、テーマを広告に絞ることに。 すぐさま論文を探し、考えた内容は 「ネイティブ広告」 であった。 2日間で2つの論文を読み、パワーポイントを作成。 先生にアドバイスをもらいに伺った。 そこで、私達の心の中にあった不安な要素を的確にご指摘いただいた。

 いよいよ追い込まれた。 残り時間は1日もなかった。 ゼロからのスタート。 やるべきことは明白であった。 最後まであきらめずに納得のいくテーマを探し続けること。 夜23時、大学付近のファミレスに入り、3本の論文を読み始めた。 内容が難しく、つまずいた。 これまでの疲労がたまり、体力も限界に近い。 精神的にも辛い状況の中、出てきた結論が、“こんな内容は本ゼミで発表できない”というものであった。 あの日の悔しさ、絶望感、やるせなさは強烈に私達の心に刻まれている。

 当日の朝、私達は 「テレビCMの活気が消費者にどのような影響をあたえるのか」 という広告に関する論文を読み始めた。 昨晩にみんなで読もうと決めていた論文である。 日本語の抄訳バージョンを読み、発表資料を作成。 大きな自信はなかったが、これにかける思いで作業を行っていた。 いざ本ゼミが始まり、日論の出番が回ってきた。 発表はぐだぐだで、先輩や先生のフィードバックに少なからず不安を覚えていた。 先生のフィードバックの時間。 緊張が走った。 「スマホしながら視聴で考えてみると、面白いかもね!」 こうして、日論のテーマは決まった。

 これからの夏休みは、仮説決め、関マケの中間発表など、まだまだ関門が控えている。 しかしこの佳境を乗り越えた私達ならば、きっとやり遂げることができる。 私自身、吉永にたくさんの迷惑をかけてきたが、少しでもチームの力になれるように、この夏を論文に捧ぐ! (山崎)

8月

 テスト期間を終え、私達は再び動き出した。
8月の私達の活動は、一言でいえば、出口の見えない迷路だった。

 「テレビCMの活気が消費者にどのような影響をあたえるのか」というテーマに決定した私達の活動は、活気とは何か? 消費者の中でどのような処理プロセスを経るのか? 情動とは何か? というようなことから論文を理解することから始まった。これが、一筋縄ではいかなかった。今まで読んだどの論文よりも、理解が難しい。 「テレビ番組の活気→情動→CMへの態度」 というたった一つの流れを理解することが、こんなにも難しいことだとは、予想していなかっただろう。 覚醒だの、刺激だの、閾値だの、精緻化だの、論文の先行研究を一通り読み終えてようやく理解したころには、8月は残り1週間を切っていた。 個人的な予定や、体調不良が重なって集まる日が少なかったことも原因の一つだった。 8月も終盤にさしかかっているのに、論文活動はなかなか進まず、私達は焦りに焦っていた。

 そんな私達をさらなる迷路へ迷い込ませる出来事が起きた。

 8月26日。 私達のラインに、「インターンで去年の関マケで最終審査してくださった方とお話しして思うところあったので明日共有します (´V`;)」 というメッセージが投下された。 恐ろしかった。 非常に恐ろしかった。

 そして翌日に告げられた事実は、論文の理解に疲れ果てた私達にはあまりにも重すぎるものだった。 「テレビCMの視聴実態は、ビッグデータでがあるということは周知の事実だけど、実は、今や 『ながら視聴』 の実態も企業は同じようにデータ収集をしているらしい。 つまり、私達が考えている拡張の結果を、関マケの審査員である実務家の方々は既に知っているということ。 私達が関マケでながら視聴とCMの関係について発表したとしても、彼らは既に知ってることだから何も面白くないだろうし、反対に、もし私達が示唆したことが彼らの持つデータと異なっていたらデータと違いますよ、と一蹴されるだけだ。

 すぐさま重々しい会議が開かれた。 選択肢は2つ。 テーマを変えるか、それともこのままのテーマでいくか。 1か月かけてようやく理解し、拡張を考えようとしていた論文を、この時期に、8月27日に諦めることができるのか。 7月の最後の本ゼミまで論文のテーマが決まらなかったのに、ここから振出しに戻ってすぐテーマが決まるのか。 あらゆる論文を読み漁って、「このジャーナルは探し尽くした。 もうない。」 と何度も何度も口にしてきたのに、新たなテーマが見つかるのか。 かといって、このままのテーマで論文を書いて関マケで発表したところで、私達の目標である最優秀賞を掴み取ることは、確実にできない。 それぞれがさまざまな思いを胸に頭を抱え、しばらく重苦しい空気が続いた。

 そんな重苦しい空気を取り払ったのは、「サンクコスト考えるのやめよう。 そりゃ、CMにめちゃめちゃ詳しくなって、完全に理解して、時間もかけたよ。 でも、それは考えちゃだめだよ。」 というまなの言葉だった。 私はこの言葉を聞いて、逃げ思考になっていた自分を恥じた。 こうして、私達は論文のテーマを変更することに決めた。

 時間は限られていた。 9月に入ろうとしているのに、私たちがこれからすることは、論文探し。 英論チームが早くも実験方法を考える段階に差し掛かっている一方で、私たちは2か月前の6月と全く同じことをしている。 例えようのない焦りが押し寄せた。 この時期になっても、意識も未だにバラバラなまま。 そうして探り探りで暗闇の迷路を歩き続けた私達は、じわじわと体力と精神力を削り取られていったのだ。

 しかし、こんなのは序の口だった。 さらなる地獄が1週間後に待ち受けていることを、この時の私たちはまだ知らない吉永

9月

 
1カ月もの “サンクコスト” を手放し、論文探しが始まった。 こなすべき膨大な量のタスク。 迫る関東マーケティング大会中間発表。 いざ! 私達は全力を上げて挑もう! という9月の第1週…。 夏休み一度も休まなかった論代吉永、鹿児島に帰る。 端的に言って地獄だった。 過酷すぎた。 そして、こんな生活に耐えられずはずもなく…倒れる。
 ここまでくるともはや面白かった。 私の精神は崩壊寸前であった。 それでも電話で元気をくれる遠隔ムードメーカー吉永のおかげで、なんとか正気を保っていたのを憶えている。 論文活動が終わっても、卒業して社会人になっても、この時期のことは忘れないだろう。

 さて、具体的な論文活動はというと、無事に核論文が見つかったり、小野先生の指導のおかげもあって仮説の方向性を決めるの
に3日しかかからなかったり、中間発表で良い評価をもらったりと、7、8月と比べればだいぶ順調であった。 その辺も具体的に書こうかとも思ったが、最初の1週間が強烈すぎて、正直あまり覚えていないので (また、これ以上稚拙な文章力を晒したくないので) 割愛させてほしい。 (山崎)

10月

 10月になり、論文活動は佳境を迎えた。 111日は関東マーケティング大会の論文提出〆切があるからだ。
 10月下旬、執筆を進める中、私は走馬灯のようにこれまでの活動を思い出していた。 201610月は、私の人生において重要な分岐点となった。 第二回入ゼミ説明会の前日、107日、KUBICに行くまなを見送った夜、小野先生と電話させて頂く機会があった。 その夜、先生と二時間以上お電話させて頂いた。 先生は、私に激励のお言葉をくださった。 「君は女々しい、漢になろう。」 このお言葉は、私の今後の人生の方向を決める言葉となった。 私はこれまで、人に優しく、自分にも甘く生きていけばいいと思っていた。 しかし、厳しい世の中を生きていく上で、強い漢にならなければ勝ち抜いていけないのだと気づいた。 彼氏にフラれ、自分という存在に絶望していた私に、一筋の光が見えた。 次の日、13期の先輩方に徹夜のお願いをした。 私は13期の先輩方と、高橋郁夫ゼミとの合同ゼミ用のスライドを作ることにした。 私達はとても優秀で、私はいつも引っ張ってもらう側の立場であった。 この日をきっかけに、恩返しをすると共に、自分が引っ張っていく側になりたいと強く思った。 手伝ってくださった、川村さん、井上さん、長妻さん、西森さん、小黒さん、清水さんには、本当に頭が上がらない。 あの夜、私は小野ゼミに入って良かったと心から思ったのであった。
 
10月後半も、質問票を配ったり、分析をしたり、執筆をしたりと大忙しであった。 私は早く集合場所に到着し、率先して課題をこなしたり、今の自分を変えようと、必死であった。 尊敬できる仲間との論文活動は、かけがえのない日なのだろうと思う。
 
6月から始まった日論が終わるまであともう少し。 小野先生に認められるような漢になれるよう、これからもゼミを楽しみながら最後まで全力で活動していくつもりだ 吉永


発表会当日のスケジュール



報告会日時: 1117日(木) (三田祭第1日目)
報告会会場: 慶應義塾大学三田キャンパス南校舎ホール

タイテーブル:
印刷可能なタイムテーブル→
11:50 発表者集合

12:15 報告会開会の辞 (高橋先生(本年度ホストゼミ)

12:25 小野晃典研究会 研究報告
        指定討論者: 鄭先生・清水ゼミ生

13:00 鄭 潤チョル研究会 研究報告        
        指定討論者: 高橋先生・里村ゼミ生

13:35 斎藤通貴研究会 研究報告
        指定討論者: 清水先生・鄭ゼミ生

14:10 高橋郁夫研究会 研究報告
        指定討論者: 里村先生・清水ゼミ生

14:40  休憩(30分)

15:10 清水 聰研究会 研究報告
        指定討論者: 斎藤先生・小野ゼミ生

15:45 里村卓也研究会 研究報告
        指定討論者: 小野先生・高橋ゼミ生

16:20 報告会閉会の辞(鄭先生(次年度ホストゼミ)

発表会当日の模様

 1117日、マーケティングゼミ合同報告会、通称マケ論が行われた。 今年も、昨年と同じように、日本語論文チームがマケ論で発表をすることになっていた。
 日本語論文チームは、その半月前に関マケ(関東学生マーケティング大会)への論文の提出を終え、マケ論のプレゼンへ用意周到にして臨むはずであった。 しかし、そうはいかなかった。 論文の加筆や修正作業に、三田祭のブースで展示するパネルの作成、関マケに向けた実務的示唆についての話し合い、そして、マケ論のパワポの推敲…。 思っていた以上にしなければならないことが多く、マケ論の発表原稿が完成したのは、前日の夜であった。
 当日の朝
9時に、公園に集合し、全員で合わせ練習を行うはずだった。 またしても予定通りにいかなかった。 寝坊や電車の遅延による遅刻、役職の仕事などなど、様々な理由があり、結局合わせて練習できたのはたったの2回だった。 最後の1回は、ありがたいことに、たまたま鉢合わせた第13期の小黒さんに見ていただき、フィードバックを頂いた。 励ましのお言葉をいただき、みんなの不安が少し和らいだようだった。
 小野ゼミは、トップバッターで発表をした。 多くの人の目線を感じ、緊張しながら臨んだ発表は、大きな失敗もなく終えることができた。 先輩方や同期のみんなから、「今までで一番分かりやすかったよ。」と言われ、非常にうれしかった。
 聞きに来てくださった方々、応援に来てくださった先輩方や同期のみんな、そして、マケ論に向けて何度もご指導してくださった小野先生、誠にありがとうございました。
 日本語論文チームの活動は、マケ論が最後ではない。
1126日には関マケが控えている。 活動最終日に向け、チーム全員で力を合わせて頑張っていこう! 吉永

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開会のあいさつを、本年度のホストゼミである
高橋ゼミの高橋先生が行ってくださいました。
山崎が仮説を提唱します。
アニメーションも注目ポイントでした!
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吉永が実験について説明!
教授による質疑・コメントは、
鄭先生に務めていただきました。
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小野ゼミからの質疑・コメントは
大学院生の竹内さんにしていただきました!
斎藤ゼミの学生にも質問をいただきました。
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里村ゼミへの質疑・コメントを
小野先生にしていただきました!
閉会のあいさつは、来年のホストゼミである
鄭ゼミの鄭先生が行ってくださいました!
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日本語論文チームのみんなお疲れ様でした。
お越しくださった皆様、誠にありがとうございました!

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研究を
終えて

吉永瑞季
 マケ論についてのコメントは、「発表会当日の模様」で述べさせていただいたので、ここでは私達の活動について述べさせていただこうと思います。
 
5月に始動した三田論プロジェクト。 研究経過報告にも論文の序文にも書いてあるとおり、約半年間の私達の活動は、めまぐるしいものでした。 何度も何度も徹夜をしたり、何事においても、期限ギリギリになったり、それどころか期限を過ぎてしまったり。 「日論はいつもギリギリだね。」「日論、徹夜大好きだよね(笑)」と、何度言われたことでしょう。 でも、ギリギリでやりたかったわけではなかったし、徹夜が好きなわけでもありませんでした。 もっと要領よく、効率よく活動できていれば、こうならなかったのでしょうか。 「どうして日論はいつもえぐるんだろう、私は日論代表なのだから、自分が変えていかなきゃ。」と何度も悩みました。 ことあるごとに反省し、行動も変えました。 でも、やっぱりえぐるときはえぐりました。 私達は、そういう2人組です。 正当化しているかもしれませんが、今になって、「今までのえぐりは、無駄なものではなかった。」と思えるのです。 「いい研究だね。」と多くの人に言ってもらえる研究ができたのは、発表を重ねるにつれ「わかりやすい。」とお褒めの言葉をいただけるようになったのは、全員が研究内容を熱く語れるようになったのは…誰も妥協をしなかったからです。 えぐりは、言うなれば私たち私達の努力の証であり、そこから得られた財産はきっと数えきれないはずです。 一切の妥協を許さない私達で論文活動をすることができて、本当によかったです。 ありがとう。
 悩みを聞いたり癒したりしてくれた英論チームのみんな、いつも丁寧にご指導してくださった先輩、大学院生の方々、そして何より、未熟な私たちを熱くご指導し、支えてくださった小野先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。 本当に、ありがとうございました。
 まだまだ伝えたい気持ちがたくさんありますが、それは 「関マケ」 のページで述べさせてただくとして、ここで一旦、筆を擱きたいと思います。


山崎麻菜
 執筆も、そしてマケ論の発表も無事に終えた。
 「テレビ
CM」という日論の研究テーマから方向転換しようと決めた9月初旬、三田論に間に合わないのではないか、という焦りと不安でいっぱいの中、日論はスタート地点に戻った。 そして、研究が進むに連れて、この研究は聞いている人に理解してもらえないのではないか、という不安を抱くようになった。 というのも、サブゼミや本ゼミで、何度資料を作りかえて発表しても、ゼミ生からの感想は、「複雑すぎる。」「途中で話についていけなくなった。」といったものばかりだったからである。 これは、発表を聞いているゼミ生の表情を見ればわかるほどであり、研究の説明をしながら、泣きそうになったこともある。
 どうしたら理解してもらえるようになるのか、本当に迷走していた。 また、私達は、分析組と執筆・実務的示唆組に分かれることがあり、私は分析組だったのだが、分析方法として選定した、三元配置分散分析の結果の読み取りや説明も難しく、さらに苦戦した。 この状況は、マケ論
1週間前のサブゼミでも変わらなかったが、半年間必死で取り組んできたこの研究を誰にも理解してもらえないなんて、絶対に嫌だ。 という気持ちで、マケ論直前まで、修正に修正を重ねていった。
 当日を迎え、ついに私達の研究を公の場で発表する時が来た。 私は、やっと自分たちの研究をゼミ外の方に聞いてもらえるという嬉しさと、上手く伝わらなかったらどうしようという不安を抱いていた。 そして気付けば、発表を終えていた。 発表後、同期や先輩方から、「今までで一番わかりやすかったよ!」という感想や、他ゼミの友達から、「論文を読んで感動した!」という感想を頂いたことに、このうえない喜びを感じた。
 この研究を無事終えることができたのは、何度も丁寧なフィードバックをしていただいた先輩方、院生の皆さん、そして昼夜を問わず添削していただいた小野先生のお力添えがあったためである。 この場を借りて、御礼申し上げたい。 そして、半年間共に論文活動に取り組んできたまなへの感謝は、関マケページにて伝えたい。


14期 日本語論文プロジェクト:
吉永 瑞季 (代表)
山崎 麻菜

2019213

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