題字 「電通学生論文」
2007年度

少子化社会に広告はいかなる役割を果たすか


・ 電論とは
・ 小野ゼミにとっての電論
・ 2007年度の研究テーマ
・ 活動経過報告
・ 研究をおえて


2007年度電通研究論文(全文ダウンロード)
慶應義塾大学商学部 小野晃典研究会 第5期 電論プロジェクトチーム
(2007) 「少子化社会に広告はいかなる役割を果たすか」

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2007年度の研究テーマ (つづき)


「少子化社会に広告はいかなる役割を果たすか」

 少子化に起因する総人口の減少は、一般的に、市場の縮小を招くと危惧されているが、少子化時代にこそビジネスチャンスが存在するという逆説的主張が可能であろう。 なぜなら、少子化時代においては、大人に比して子どもの人数が相対的に減少することによって、大人たちの支出が1人の子供へと集中するからである。

 しかし一方で、核家族化と少子化の進行とが相俟って、世帯構成員が減少することによって家族の結びつきが弱まり、ひいては社会全体の結びつきも弱まっていく。 人と人との結びつきが弱まることによって、コミュニティ内コミュニケーションは希薄化し、マス・コミュニケーションを媒介として発信された情報が高い説得性を持った情報として消費者に伝達されなくなる。 そのような時代においては、企業はビジネスチャンスを活かすどころか、その存続すら危ぶまれる危機的状況に陥ることになるであろう。

 この状況を打開する鍵となるのが、広告コミュニケーションに他ならない。 我々は少子化時代における広告コミュニケーションは、2つの機能を有すると論じる。


研究経過報告

活動経過概要
04月21日 プロジェクトチーム結成
 合宿初日、後にゼミ内において、めちゃくちゃ個性的であり、自己主張の強さが群を抜いていることが判明した6人のメンバーが顔をそろえた。 この頃は互いに出会ったばかりであり、ぎこちない会話を繰り返していたように記憶している。 ただ、これからこのメンバーで活動していくのだという希望に満ちた、そして電論に対する熱い気持ちは皆共有していたように思う。

06月29日 テーマ発表
 この日、グループワーク中にも関わらず朝から何度も電通のホームページをチェックしていた。 そして、13時30分、電通のホームページが更新され今年度のテーマが発表された。 少子化・・・この言葉が、我々をむこう6ヶ月に及び苦しめ続けるものであるとは、この時メンバーの誰も知る由もなかった。

ぐるがく
07月12日 第1回研究中間報告 (ゼミ内)
 夏休み前最後のゼミ。 他の3チーム同様、電論チームも今後の活動予定等を意気揚々と語った。

09月13日 第2回研究中間報告 (ゼミ内)
 夏合宿。到着してすぐに各チームの発表が始まった。 夏休み、特に9月に入ってからはほぼ毎日のように活動してきた成果を見せようと、張り切って発表する。
この頃は、来るべき少子化時代においては、「大人と子どもが同じ製品を共有するようになる」 ということに焦点を合わせて研究を進めていた。 第2回中間報告までは、研究が比較的うまくいっているように思え、話し合いの際にメンバー間で大いに馬鹿話をする余裕があった。 しかし、一見うまくいっているかのように思えた研究も、次第に暗雲が立ち込めるようになるのである。

夏合宿
プレゼント
09月27日 第3回研究中間報告 (ゼミ内)
 合宿から2週間後。 この日を迎えるまでに、合宿において指摘された点を再検討し、修正を加えるが、メンバー皆満足いかない。 何故うまくいかないのであろうかと考えを廻らすうちに、来るべき少子化時代の捉え方が良くないという結論に至る。 そこからは、ただただ毎日、何か良いアイデアはないかと模索する苦しい日々が続くのであった。

悩みのない乙女
10月11日 第4回研究中間報告 (ゼミ内)
 依然としてアイデアが固まらない。 この日、研究に使用したいアイデアを発表しゼミ生の反応を見るが、皆一様に良く分からないといった顔をしていた。 再考しなければという思いと共に、何よりも我々自身が満足し自信を持って研究できるアイデアを考え出さなければという気持ちを強くする。
しかし、この思いが強くなればなるほどメンバーの焦りと苛立ちは高まり、普段の話し合いが次第に険悪なものへと変わっていく。 夏休みの頃の、楽しみながら話し合いをしていたことが嘘のようであり、他チームからは毎日喧嘩してるみたいとまで揶揄されるようになる。

10月25日 第5回研究中間報告 (ゼミ内) 三田祭ブースにて
 メンバーの焦りと、苛立ちはピークに達する。 この日の中間報告も、何を発表したいのか自分達の中でうまくまとまっておらず、電論チームはどん底に陥っていた。

11月15日 第6回研究中間報告 (ゼミ内)
 ようやくアイデアを固め、確かな方向性を見出す。 メンバー皆に笑顔が戻り、モチベーションも一気に上がっていった。

三田祭ブースにて
11月22日 三田祭研究展示@慶應義塾大学
-25日
 学校内はお祭りモード一色。 小野ゼミのブースでは他の3チームのメンバーが、論文執筆が終わったこともあって楽しそうに談笑している。 また、入れ替わり、立ち代り自分達の論文の内容を得意そうに、訪れた人々に説明している。  が、電論チームにはそんな余裕はない!! 今までの遅れを取り戻そうと、ブース内の一角を陣取って、執筆を進める。 メンバーの論文執筆スピードは驚異的に速く、3日で一応の執筆を完了する。 先生から大量の指摘を受け、メンバー一同焦りを感じるものの、アイデアに悩まされた日々と比べるとやることが明確であることに喜びを感じる。

三田祭ブースにて
12月06日 第7回研究中間報告 (ゼミ内) & 先生邸合宿
 提出日前日。 依然として5章が固まらぬままゼミでの最終報告…。 その夜、ゼミ終了後、先生の家にて合宿を行わせていただく。 先生はご多忙のなか、親身になって熱心に論文をご指導くださった。

先生邸(夜) 先生邸(朝)

※合宿中、深夜にラーメンを食べに行こうということになり、いそいそと皆で出かけた。 ホノルルマラソンを間近に控えていた昌司は、「先生、僕走っていきます」 という言葉を発する。他のメンバーは先生の車に乗り込み目的地に向かうのであるが、驚いたことに昌司は驚異的なスピードで車と併走したのである。 さすがに車のスピードが時速60キロともなるとついてこれてはいなかったが、それでも信号待ちをしている間に、彼は追いついたのである。 何という身体能力・・・。

ラーメン食べに行きまーす ランナー
12月07日 電通論文投稿締切
 投稿締切日。 昼前に先生の家を出発し、すぐさまグル学で執筆を始める。 午後に先生との面会をはさみ、またグル学での執筆。 それでもなかなか終わらず、夜間もスカイプを使用して先生のご指導を受けながら、執筆を進める。 皆、かつて見せたことのないほどの必死さをみせ、論文執筆活動に取り組んでいた。 しかし、グル学が閉まる22時になっても未だ完成に至っていなかった…。

追い込み1 追い込み2
22時00分: グル学閉館。 すぐさま、院棟へ移動する。 先生とのスカイプはつないだまま、ご指導を受け続ける。
23時28分: 先生からOKサインが出る。 投函
23時33分: 昌司が全力で走りキンコーズへ向かう。
23時35分: キンコーズにて印刷開始。
23時44分: タクシーに乗り込み高輪郵便局へ。
23時53分: 投函完了!!
まさしの流した涙、大二郎の発した言葉、絵美の笑顔、初めての韓との一体感、たなしょーの変態チックな雄叫び、それら全てが熱く胸に焼き付いてくる。
24時02分: コンビニで買ったビールや梅酒を片手に乾杯する。 最高にうまい酒であった。
24時10分: 終電に間に合うことに気付き全力ダッシュ。
感涙 祈念

 こうして我々が6ヶ月に及び取り組んできたプロジェクトが無事終了した。 他のなにものによっても得られない達成感と充実感が、このプロジェクトによって得ることができた。 そして何よりも、活動を通して、最高の仲間を得られたことは大きな、本当に大きな財産であると思う。

12月20日 オープンゼミにてプレゼンテーション (ゼミ内)
 年内最後のゼミの日はオープンゼミであった。 2年生の前で電論の研究内容についてプレゼンテーションを行う。 それに先立つ17日のサブゼミにおいて、ゼミ生たちの前でプレ発表を行った。 ゼミ員から、つまらない、退屈だとの指摘を受けた。 このままではオープンゼミに来てくれた2年生に申し訳ない、何としても分かりやすく、かつ面白いプレゼンテーションをしなければならないという思いから、懸命な特訓が始まった。 朝早くからグル学に集合し、他人の目も気にせず大きな声を出しながら何度も練習を行った。 練習中であっても緊張感が溢れ、緊張のあまり言葉を詰まらせることが何度となくあった。 しかし、電論メンバーは本番に強かった。 皆 威風堂々とプレゼンテーションを行い、2年生を惹き付けることができた。 このオープンゼミにおけるプレゼンテーションをもって、電論の活動は幕を閉じることになったため、プレゼンテーションを終えた時には一際感慨深いものがあった。 来てくれた2年生の皆にとっても、満足いくプレゼンテーションだったなら幸いである。


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第5期電論研究プロジェクト幹事:
代表 鷲見 卓也(文責)
企画 石川 大二郎
渉外 田中 照太

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