題字 「電通学生論文」
2003年度

多メディア時代における地域に密着した広告とは



・ 電論とは
・ 小野ゼミにとっての電論
・ 2003年度の研究テーマ
・ 活動経過報告
・ 研究をおえて
・ 第1位受賞!


2003年度電通研究論文(全文ダウンロード)
慶應義塾大学商学部 小野晃典研究会 第3期 有志 (2003)
 「多メディア時代における地域に密着した広告とは」

 (PDFファイル 542KB)



2003年度の研究テーマ (つづき)


『多メディア時代における地域に密着した広告とは』
 近年、情報化社会の発展に伴い多メディアという言葉を頻繁に耳にするようになりました。世の中には新聞やラジオ等の旧来型のメディアをはじめ、パソコンや携帯電話、デジタル化が進むテレビなど、実に多くのメディアが存在します。

 その中で我々が近い将来必ず出現するであろうものであり、人々の生活を大きく変化させると考えられるメディアとして捉えたものは携帯ブロードバンド・メディアです。 我々の考える携帯ブロードバンド・メディアは、従来のブロードバンド・メディアの特長である常時接続・大容量高速通信・双方向性に加え、携帯電話の持つ生活密着性という既存のいかなるメディアも併せ持っていない特長を兼ね備えたメディアであり、他の多様なメディアを代替することができると考えられるメディアです。

 この携帯ブロードバンド・メディアの普及は、人々のコミュニケーションの活性化を引き起こすと考えられます。 企業と消費者は場所・時間を問わず双方向のコミュニケーションを図ることができるようになって、企業は消費者1人1人に対して、これまでより効果的に情報提供することが可能になるでしょうし、消費者から企業に欲しい情報を求めることも容易になると考えられます。活性化されるのは企業と消費者との間のコミュニケーションだけに限らず、消費者間コミュニケーションについても当てはまるでしょう。

 一方、この活性化するコミュニケーションは、消費者間のコミュニティで交わされるものです。 我々はこの消費者間のコミュニケーションが交わされるコミュニティこそが、論文キーワードである 「地域」 と考え、多メディア時代における地域に密着した広告として、携帯ブロードバンド・メディアを用いて消費者のコミュニティに密着した広告を提案するという方向性を見出しました。

 こうして我々が具体的に提案する広告は、消費者コミュニティ内で情報の発信者となっている 「ハブシューマー」 を識別する 「ハブシューマー識別広告」、ハブシューマーを活かしてそこからコミュニティの構成員のニーズを把握するための 「コミュニティ・ニーズ抽出広告」、そしてハブシューマーを発信源とし、ハブシューマーの経験価値を盛り込むことにより、従来の広告よりも規範性・信頼性・縮約性を高めることを可能にする 「エピソード伝達広告」 の3つです。

 これらの3つの広告により、企業はこれまで考慮に入れることが困難であった消費者間のコミュニケーションを広告戦略に活かすことが可能になり、消費者により効果的な情報提供を行うことが可能になると主張します。



活動経過報告


8月
  この頃の僕たちは本が大好きでした。 ひたすら本。本。本。 それとインターネットでの資料集め。 今考えれば、この頃から最も重要なアイデアを出していればと思います。 でも、何事も基礎が肝心。 この時期に読んだ全ての本、論文、インターネットのサイトが論文の基となっているでしょう。 予定は順調の予定でした。

9月 夏合宿 ―第1回中間発表―
  夏合宿中に中間発表を行いました。 論文の大まかな流れを発表しました。 しかしながら、まだまだ知識の浅い僕たちの論文の流れは全くといっていいほど幼稚で無意味なもの。 先生や先輩方には多くのアドバイスをいただきました。 この頃からアイデアを考えようという流れになり、これまでの文献を土台に自分たちの論文の柱となる未来型広告の姿を模索し始めました。

10月
  アイデアを考えて、考えて、考えていました。 いくつものアイデアが浮かんでは消え、結局決定打は打てず。 まずはアイデアが肝心と心に留め、ひたすら考える日々。 電車の中でも、コンビニの中でも、テレビを見ていても・・・いつも考えるのは未来の広告像です。 キーワードは 「ブロードバンド」 と 「ユビキタス・ネットワーク」 でした。

11月
  ついに今回の論文の柱となるアイデアが決定しました。 『消費者参加型広告』。 このアイデアを基に論文を書くこととなりました。 しかし、アンケートや分析のことなど分からないことや課題が盛りだくさんです。 そして気づいてみたら提出まであと1ヶ月。 焦り始めました。 やはり予定は未定でした。

12月
  提出まで残り2週間の僕たちにとって睡眠は敵。敵。敵です。 寝ません提出までは。 実際のところ1週間の内5日徹夜でした。 睡眠は敵です。 アイデアは出たものの論文書いたことのない僕たちは先生にご協力いただき、なんとか完成しました。 提出したのは締め切りの日の午後11時58分。 高輪郵便局が24時間営業で本当によかった。


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第3期電論幹事:
代表 中村満隆 (「研究テーマ」文責者)
総務 森岡耕作
渉外 鈴木政紀 (「経過報告」文責者)

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200415

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