題字 「関東学生マーケティング大会」
2021年度

・ ビジネスコンテストとは
 2024年度に参加したビジコン
・ 研究を終えて

2024年度ビジネスコンテスト出場プラン(全文ダウンロード)
五十君凜子・渡辺奈佳「写真撮りまひょか?〜大阪人のあったかさを伝え隊〜」
                                  (PDFファイル 1029KB
平壮真・豊田香乃 ・三浦美乃「目指せ!畑のお絵描きマスター!塗り塗りお野菜クッキー」                           (PDFファイル 540KB
                                   PDFファイル 730KB
平壮真・豊田香乃・三浦美乃「屋上にあるのはなんだ!?〜たこ焼きドームでたこ焼きの魅力を体感しよう!〜」                PDFファイル 635KB
舘野陽向・増山千尋「歯磨き絵本「陽星くんの大冒険」で歯磨きが大好きに!
                                  PDFファイル 872KB


ビジネスコンテストとは



 小野ゼミにおけるビジネスコンテスト企画は、塾外のビジネス企画に参加や投稿を行う企画です。 有志ゼミ生による任意参加の企画ですが、ゼミの時間をお借りして中間報告を行って、先生や先輩方にコメントを頂きながら、高質なプランの案出を目指しています。
 小野ゼミ生によるビジコン企画への参加や投稿は、第1期生の時からほぼ毎年のように盛んに行われてきましたが、この特設ページが作られたのは、「関東学生マーケティング大会 (旧名称: 関東十ゼミ討論会)」への不参加を意思決定した2020年からです。
 関東学生マーケティング大会は、かつては、教授・大学院生立ち合いのもとで互いに質疑応答を活発に行う研究発表の場でしたが、ボランティアの実務家審査員の前で新規提案企画を黙ってプレゼンするだけのビジコンに変容しました。 それに伴い、三田祭論文という学術論文での出場に難しさが生じたので、参加を取りやめました。
 第22期生は、第21期生と同様、関東学生マーケティング大会の代わりのビジコンに参加することを決めました。 今年は、昨年度に新型コロナウイルスの影響によって中止となった、関西大学主催のビジネスコンテスト、KUBICに、計3チーム(第22期生から3チーム)がプランを投稿しました
 なお、関東学生マーケティング大会
(旧:関東十ゼミ討論会) のページは、このページのバックナンバーとして残しています。 卒業した先輩たちの活躍の様子は、このページの右上にあるバックナンバーのプルダウンメニューから閲覧いただけます。


2024年度に参加したビジコン



関西大学主催 ビジネスプラン・コンペティション 「KUBIC」

 2006年に関西大学商学部が創設100周年記念事業の一環としてスタートされたのが、「関西大学ビジネスプラン・コンペティション KUBIC」です。 懸賞論文ではなく閃いたアイディアを提案する企画ではありますが、ニュービジネス(起業・社内ベンチャー)を創出できるような,創造性・専門性・総合力・国際性を兼ね備えた次世代のビジネス・リーダーを発掘・育成するという理念を持ち、また、 審査は、独創性、必要性、優位性、収益性、実現性、社会性、訴求性の7項目を基準にして、ダブルブラインド方式の極めて公正な手順で行われ、毎年500組を超える応募者の中から厳正に優秀賞を選出する点に特長があります。 小野ゼミでは、これらの点に賛同し、小野先生の共同研究者でもある慶應義塾大学商学部出身の関西大学商学部の先生のお誘いをお受けする形で、2009年以降、新型コロナウイルスの影響で中止となった2020年を除いて、毎年、有志ゼミ生が応募し、これまで準優勝を1回、優秀賞を4回、企業賞を2回獲得する栄誉に浴しています。

→KUBICのウェブサイトへのリンク


ビジコンの開催告知

2024年度のテーマ


「写真撮りまひょか?〜大阪人のあったかさを伝え隊〜」
 
多くの外国人観光客が日本各地で写真を撮っている姿を目にするが、観光客グループ全員で写真に収まるためには、他者に撮影してもらう必要がある。そこで、大阪府民が外国人観光客の写真撮影を行い、フレンドリーさを活かした交流を行うことで、外国人観光客にまた来たいと思わせることができるボランティアを提案する。企画の準備段階では、大阪信用金庫が大学で寄附講座を開講し、大学生に本施策の計画・運営をさせる。寄附講座では、撮影者であることを示す専用サンバイザーの考案、大阪府民への宣伝、地元企業への協賛依頼、専用アプリの開発を行う。企画の実施段階では、参加者である大阪府民が大阪信用金庫や協賛企業にて、専用サンバイザーを入手する。参加者は、入手した専用サンバイザーを装着し、観光地にて、外国人観光客の写真撮影を行う。撮影をきっかけに、大阪府民の温かさに触れた外国人観光客は、また大阪に来たいと強く思うであろう。その後、参加者は、外国人観光客と写真を撮り、専用アプリに投稿することで、他の参加者と思い出を共有することができる。

「目指せ!畑のお絵描きマスター!塗り塗りお野菜クッキー」
 
子どもの健康のために野菜を食べさせることは必須であるが、野菜嫌いな子どもは多く、親は食べさせるのに苦労するという。そこで、子どもが野菜嫌いを克服できる商品を提案する。サンスターは、農家から規格外野菜を仕入れ、野菜パウダー入りの野菜型玄米クッキーとアイシング着色用野菜パウダーを製造し、ラカント粉糖と共に「塗り塗りお野菜クッキー」として販売する。食前に子どもは、粉糖・水・野菜パウダーを混ぜてアイシングを作り、クッキーに色付けをする工程を、自らの手で楽しんで行い、食後に家族と食べて、必要な栄養を摂取できる。本施策において、クッキーが野菜型であることで、子どもは、それが自分の苦手な野菜であると認識した上で野菜を食べられたという経験から自信を持つことができ、野菜嫌いの克服につながる。また、親が調理する隣で、自分もクッキーを作ることで、調理の楽しさや大変さを知り、親への感謝の念を抱く。加えて、サンスターは、廃棄野菜の削減にも取り組めるため、標的顧客以外からも支持を得られるだろう。


「屋上にあるのはなんだ!?〜たこ焼きドームでたこ焼きの魅力を体感しよう!〜」
 
今日、大阪のインバウンド需要が増加しており、観光客の中には、大阪・京都を訪れる人々は多いものの、その間に位置す る高槻を素通りするという現状がある。そこで、大阪駅と京都駅の路線の沿線上に位置する高槻駅周辺に、新たな観光スポットを創造する施策を提案する。本施策は、高槻駅周辺にある松坂屋高槻店の屋上にたこ焼き型のドームを設置し、ドーム内では、立体映像やさまざまな特殊効果によってたこ焼きの調理過程を五感で楽しめるアトラクションや、大阪にある複数の有名たこ焼き店を構える。また、本施策において、大阪信用金庫は、実際に事業を行う大阪の関連企業に対して融資を行う。今まで にないインパクトのあるたこ焼き型のドームは、フォトジェニックであり、高槻に立ち寄ってみたいと思わせる魅力がある。高槻が観光客を呼び込むことのできる新たな観光スポットになることで、大阪信用金庫は、大阪郊外の地域経済の活性化に貢献することができる


「歯磨き絵本「陽星くんの大冒険」で歯磨きが大好きに!」
 
皆さんは、歯磨きに苦手意識を持っている子どもは多い。我が子は歯磨きが嫌いであると答えた親の割合は、約5割であるという。そこで、毎日の歯磨きを楽しくする施策として、オーラルケア製品を提供しているサンスターが主体となり、子どもが歯を磨く順番に連動して物語の展開が変わる絵本を提案する。本施策では、親が絵本を読み聞かせるのに合わせ、子どもが歯を磨く。物語には分岐点が存在し、子どもが、主人公「陽星くん」の進む道を選択する。選択に応じて、右、左、真ん中いずれかの歯を子どもが磨き、磨けたことを確認して親が指定のページまでめくる。これを繰り返すことで、子どもは、磨く順番に応じた物語の展開を楽しみながら、磨き残しなく歯磨きを行うことができる。さらに、背表紙に、はがきを兼ねた歯磨きカレンダーを付け、日々の歯磨きを記録してサンスターに送ると、「陽星くん」の歯ブラシがプレゼントされる。これにより、子どもは歯ブラシを獲得するために、毎日歯磨きを行うようになり、楽しみながら歯磨きを習慣化することができる。



研究を終えて


「写真撮りまひょか?〜大阪人のあったかさを伝え隊〜」
 
とてもとても良い案であると心から思っていたため、悔しさでいっぱいです。ただ、この案に関しての「想い」を綴る前に、ビジコンというコンテンツ全体の反省をさせてください。

 私たち22期は、マルチタスク苦手集団でした。ディベートに熱が入りすぎ、ビジコン案が応募用紙の形になるまでにとても時間がかかっていました。ディベート解題がなかなか決まらず、歯がゆさを感じていたものの、その空いている時間をビジコンに費やすということができていなかったのは、今回の敗因の1つであると感じています。ビジコン〆切まで残り数日…というところで、私たちはやっと事の重大さに気付いたのでした。

 7月31日の出来事は、忘れもしません。〆切前の最終本ゼミ後、あまりの進捗の悪さに、21期の先輩を巻き込み、終電ぎりぎりまでカラオケで相談させてもらうという愚行を働いたのです。そんな情けない後輩に対して、先輩方は優しく付き合ってくださいました。22期が、最終的に満足の行く案を提出できたのも、提出ぎりぎりのzoomにて、深夜にもかかわらず相談に乗ってくださった小野先生、院生の方々、21期の先輩方のおかげです。本当にありがとうございました。

 本案は、小野先生と22期の相談会中に生まれました。「万博をきっかけに集まる外国人観光客に対して、大阪の魅力を知ってもらうにはどうしたらよいだろうか」という議題に対して、大阪の人の良さを、写真撮影という機会を通じて知ってもらうという画期的なアイデアでした。私とりんこは、皆の背中を背負って、本案のブラッシュアップに尽力しました。最初にぶつかったのは、ボランティアのような取り組みに、人々を参加させるための費用が膨大にかかっていた点です。また、金銭的な利益が、直接的に生まれないのもまたボランティアの特徴であったため、大阪信用金庫に魅力的に感じてもらうために、表現を考え続けました。また、ビジコンをやる中で、アイデアを1ミリも知らない人に説明するために、わかりやすい資料を作るようにするという習慣が身についたような気がします(まだまだ未熟ですが)。ちひろとひなたは、結論ベースで論理的に文章をまとめる才能が光っていました。私たちは行き詰ったとき、2人によく文章を添削してもらっていました。りんこと私は、今思えば少し対立していたのかもしれません。最後の締め切りぎりぎりになって、写真撮影専用アプリの開発をするか、開発費用を抑えるために既存のSNSを採用するかで意見が食い違いました。正直私は、時間もないし、アプリ開発をすると費用がどうしても掛かるからもうこのままでいいんじゃないか…と諦めの選択を取ろうとしていました。それに対してりんこは、「ボランティア参加者と大阪信用金庫とのつながりが消える!」と言い、費用を削減する方向の提案をしていました。最終的に満足の行く案を提出できたのは、彼女のやると決めたら絶対に曲げずにやりきる、妥協しない力のおかげであると思います。彼女と一緒に案を作りあげることができて、心から良かったと思います。そして繰り返しにはなりますが、この案を提出できたのは、小野先生を始めとして、院生の方々、21期の先輩方、そして22期のみんなの協力があったからです。本当にありがとうございました。渡辺

「目指せ!畑のお絵描きマスター!塗り塗りお野菜クッキー」
 
私たち22期は、ディベートと並行して関西大学主催のKUBICというビジネスコンテストに挑戦しました。初めは各自でアイデアを出し、その後、どのビジネスプランを進めたいかによってチームに分かれ、各チームが一生懸命取り組みました。私はディベートが苦手で、自分がどのように小野ゼミに貢献できるか悩んでいた時期に、このビジコンの活動が始まりました。ディベートが苦手だからこそ、ビジコンではたくさん貢献したいという強い思いがあり、初回のアイデア出しまでに、お風呂の中や電車の移動中に、世の中をもっと良くするアイデアはないかとたくさん考えました。アイデアを出したり、空想を広げたりするのが好きな私にとって、この時間はとてもワクワクするものでした。初回の発表で提案したアイデアの中で、「これは結構ぶっ飛んでいるかも、発表するのがちょっと怖いかも」と内心思いながらも発表したのが「お野菜バージョンのねるねるねるね」でした。(商標などの関係で、名前はどんどん変わり、最終的には全く違う名前になりましたが(笑))。しかし、この心配は杞憂で、小野先生や先輩方が面白いと言ってくださり、このアイデアをさらに深めることになりました。この案を選んでくれた香乃と壮真との作業は、本当に最高の時間でした。ディベートとビジコンの作業で連日3時間睡眠が続いた週も、アイデアが行き詰まった時も、この二人がいたおかげで、常に楽しく、希望を持ちながら作業を進めることができました。ハイスピードでチームを引っ張り、抜群のデザインセンスでパワポを見やすく仕上げてくれた香乃、朝5時までビジコンの計算を頑張り、素早くエクセルでまとめてくれる計算力に優れた壮真、二人のおかげで最後まで諦めずにこの案を完成させることができました。みんなでアイデアを飛び交わせる楽しい時間や、締め切りに追われて終電を逃し、カラオケに収監されていた時間、作業中の私に8秒に1回話しかけてくる壮真にブチギレていた30分間も(笑笑)、全ての時間が宝物です。本当にありがとう!!

 最後に、小野先生、院生の方々、そして21期の先輩方に感謝申し上げます。お忙しい中、私たちの案に対してさまざまな視点から鋭い指摘や素晴らしいアイデアを提供してくださり、詳細な添削をしてくださった小野先生、そして、いつも発表を温かく聞いてくださり、私たち22期のアイデアをより良いものにするために親身にアドバイスしてくださった院生の方々と21期の先輩方のおかげで、無事に全てのビジコン案を提出することができました。本当にありがとうございました。今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。三浦

「屋上にあるのはなんだ!?〜たこ焼きドームでたこ焼きの魅力を体感しよう!〜 」
 
この記事を書くにあたって、KUBICに取り組んできた春学期の期間を思い起こしてみると、何よりもまず最初に出てくるのは、「このチームでやれて良かった!!」ということ。22期7人でビジコン案を出し合った後、2つの案ずつにグループ分けすることになり、自分はよしのとかのと一緒に取り組むことになりました。2人とも明るくて元気で頼れる存在で、一緒にやってて本当に楽しかったです!メンバー分けについては、22期みんなで取り組みたいビジコン案を投票して決めたので、偶然できた3人グループだったけれど、この3人だからこそ長い期間楽しくビジコンに向き合うことができたと思っています。また、行き詰まってしまうときにも、2人がいたから前向きに取り組めたんだと思ってます。本当にありがとう。もう一回ビジコンに取り組むってなったときにも、ぜーーったいこの3人がいい!って強く思える、そんなチームだと断言できる自信があります!肝心のビジコン案については、ある夏の日のグル学のホワイトボードに、みんなでお絵描きしながら構想を練ったのを覚えています。もともとあったよしのの案をブラッシュアップしていきながら、誰にとって出資したい!と思えるようなプランなのか、プランを成功させるための算段はどのようなものであるかを考えていきました。ネット検索をひたすらかけながら、プランをよりよいものにできるよう3人で話し合いを重ねました。自分たちのチームの良いところでもあり、大変だったところは、構想を広げる段階については次々と楽しいプランが出てくるのに対し、現実性や実現性についてあまり考えないところだと感じています、、そのため、プランがある程度決まってからが大変でした。zoomにて、ここは現実に即してやろう!とか、このデータだと計算が煩雑になってしまう、、とか言い合いながら四六時中ビジコン案に取り組んでいた記憶を今でも鮮明に覚えています。小野先生を始め、院生の方々、21期の先輩方に、提出期限当日までアドバイスしていただきながら、なんとか提出まで持っていくことができました。ありがとうございました。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

「歯磨き絵本「陽星くんの大冒険」で歯磨きが大好きに!」
 
小さい頃、自分の選択によって、ストーリーの展開と結末が変わるゲームブックが大好きだった。あちこちページを飛び回り、わくわくした気持ちで冒険していたのを今でも忘れられない。

 今回のビジネスコンテストにおいて、子供の歯磨き嫌いを克服するようなビジネスプランを考えるテーマがあり、そんなことをふと思い出した。毎日の歯磨きに絡めたゲームブックがあったら面白そうだなという、小さい頃の自分の願望みたいなものが起源となり、子どもの歯磨きとゲームブックを掛け合わせた絵本を発売するという、当プランが誕生した。ちなみに、絵本の主人公である「陽星くん」の名付け親は千尋である。テーマの募集元企業である「サンスターグループ」からとった名前であることは一目瞭然で、最初はなんて安直なネーミングなんだと思ったものの、企画を進めるうちに不思議と愛着が湧いてきた。最初のうちは「妖精くん」だったMyPCの予測変換も、今ではすっかり「陽星くん」が第1候補にくるようになった。分岐していく物語のそれぞれの展開を考えたり、結末を考えたりするのは、個人的に楽しかった。俗に言うビジネスプランにありがちな堅苦しいことはあまり考えず、絵本作家になったような気持ちで、さまざまな想像を膨らませながら、企画を進めることができた。残念ながら、本選考に出場することはできなかったものの、ビジネスコンテストに取り組んだ期間はとても充実していて、貴重な経験になった。何より、世の中に何気なく存在するアイデアひとつひとつに対して、尊敬の気持ちが生まれた。誰も未だかつて挑戦していない、画期的なアイデアを創造することは、思った以上に難しく、いいものを思いついたと思っても、既に行われている施策だったということが、プランの構想段階で多々あった。このビジネスコンテストを通して、アイデアに関する新たな視点を得ることができたと思う。

 最後になりますが、締切直前までご指導くださいました、小野先生、院生の方々、21期の先輩方、本当にありがとうございました!舘野


202410月3

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