題字 「慶應商学部異分野インゼミ研究報告会」
2011年度

・ 四分野インゼミ研究報告会とは
・ 小野ゼミにとっての位置付け
・ 2013年度の参加ゼミ
・ 2013年度の小野ゼミの研究テーマ

・ 活動経過報告
・ 当日のスケジュール

・ 四分野インゼミ研究報告会当日の様子
・ 研究を終えて

2013年度四分野インゼミ研究報告会研究論文(全文ダウンロード)

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2013年度慶應義塾大学商学会賞授賞論文(全文ダウンロード)

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四分野インゼミ研究報告会とは



 小野先生の研究室の両どなりは、経営学の岡本先生と会計学の園田先生。 慶應義塾大学商学部を代表する3つの研究分野(経営・会計・商業)の、商学部を代表する3人の若手の先生方が、一箇所に集まっていらっしゃるのです。 そこで企画されたのが、3分野のゼミが三田祭研究の中間発表をしあう、このインゼミ研究報告会でした。 第1回は、小野ゼミ第2期生が幹事ゼミとなって、岡本ゼミと園田ゼミのほかに佐藤ゼミ(経営学)も加わった4ゼミで、大成功を収めました。

 その後、高橋美樹ゼミ(産業組織論・中小企業論)を迎えて、4分野(経営・会計・商業・経済産業)に拡大し、今口ゼミ(経営学)も加わって、この企画は毎年、大々的に開催されるようになりました。 また、当初は、三田祭前に三田祭論文の中間発表を行う企画でしたが、三田祭後の完成版を発表する企画へと変更されて内容がパワーアップし、また、会場も三田から日吉へと移されて、入ゼミ試験を控えた多数の2年生をオーディエンスに迎えるようになりました。

 商学部の4本柱とも言われる経営・会計・商業・経済産業のゼミが分野横断的に集まって恒常的に開かれる「四分野インゼミ研究報告会」は、他のゼミからも評価されるようになり、2009年には 「慶應義塾大学商学部教育メディア賞」 を受賞しました。 第10回大会(2011年度)からは、小野ゼミの兄弟ゼミで新規開講ゼミの高田ゼミを新たにお迎えし、逆に、第11回大会(2012年度)からは、先生が御定年の今口ゼミが退会されて、心機一転、新たな10年のスタートを切りました。 第12回大会(2013年度)も前年と同様に計6ゼミで行いました。


小野ゼミにとっての位置付け



 小野ゼミ生は、 ゼミの先輩が第1回報告会のホスト役を務めて成功を収めたことに対して、また、商業学(マーケティング論)分野を代表するゼミとして参加させていただけることに対して誇りを持ちつつ、下記の3つの目的のために、2002年度(第2期)以来、ゼミ休止期間を除いてずっと四異分野インゼミ研究報告会に参加しています。
3年次秋学期の共同研究プロジェクト(三田祭研究)の成果を他ゼミの先生・ゼミ生に評価いただけるよう、より高いモチベーションを持って、3年次春学期の学習成果の集大成たる論文を執筆する。
口頭研究発表の場として位置づけ、プレゼンテーション能力の向上を図る。
対外的な交流の場として位置づけ、ゼミの知名度やゼミ生の社会性の向上を図る。

 以前は、三田祭研究プロジェクトや関東十ゼミ討論会用研究プロジェクトの成果の口頭発表の機会として、「四分野インゼミ研究報告会」 での口頭発表は、いずれかの研究プロジェクト・チームによって兼務されてきましたが、昨年2007年(第5期)からは、独立した研究プロジェクト・チーム、通称 「インゼミ班」 が立ち上がり、他チームと同じく三田祭にてパネル発表を行うとともに、このチームがゼミを代表して 「商学部四分野インゼミ研究報告会」 にて口頭発表を行うことになりました。



2013年度の参加ゼミ



 岡本大輔研究会
 高田英亮研究会 
2013年度ホストゼミ)
 小野晃典研究会
 園田智昭研究会
 
高橋美樹研究会
 佐藤 和研究会

2013年度報告順)


2013年度の小野ゼミの研究テーマ


ワケあり商品購買意図

 ワケあり商品とは正規品としての規格を満たしていない商品を、その欠陥部分を明記したうえで値引きして販売している商品のことである。値引きは価格知覚を下げるため、シグナリング効果によって、知覚品質も下がると考えられる。しかし、ワケあり商品は欠陥部分が明記されるため、そのことが、価格が品質に及ぼす影響を緩衝するかもしれない。本論は、そのような緩衝効果を接写したワケあり商品購買意図の規定要因モデルを構築し、実証する。


活動経過報告


活動経過概要
06月 久米、襲来
 6月4日、南校舎7階のグループ学習室にて11期一同が論文チームを決めるために集まった。 既に役職上インゼミが確定している久米は、皆が希望する論文チームをドキドキワクワクしながら聞いていた。 結果、石塚、小平、山田、佐藤和の4人がインゼミを希望した。 いつも騒がしく、いい意味で、グループワークでよく発言する連中が揃った。 久米はニヤリと笑った。 「このメンバーとならきっと楽しく、いい論文が書けそうだ。」そう感じた。 メンバーが決まり、早速、論文執筆の最初の関門「7/12 テーマ発表」に向けて、本格的に始動しようと意気込む久米。 しかし、ケースや課題に追われて、インゼミ一同なかなか進まない…。 テーマ決めは迷走していた。 11期インゼミの長い長い論文との闘いが今、幕を開けた!

07月 久米、心のむこうに
 前期の活動も、ようやく終わりが見えてきたと同時に、久びさのテストを目の前にして、我々インゼミチームは、米ものどを通らないほどの思いを抱えながら、目の前の大きな問題を解決しなければならなかった。 それは、テーマ決めであった。それぞれが好きなテーマを持ち寄って何度も話し合った。 その結果、ついに決まった! だんだんみんな、このテーマに愛着がわくだろう。 そう、”ワケあり商品購買意図” というテーマに。

08月 久米の造りしもの ―パス図―
 「How many パス図 do you have?」 何度この言葉を久米に対して念じたことであろうか。 会う度に新たなパス図を製造する久米氏…。 そう、久米氏は焦りからか、ちまたで騒がれているパス図製造機へと変貌してしまった。 けれども、それくらいインゼミメンバーが追い込まれていたのも事実であった。 来る日も来る日も仮説が立たない。 カラオケやボウリングへと現実逃避したりした。 夏合宿での中間発表までに間に合うのだろうか…。 そんな不安を抱えていた。 しかし、夏合宿前の最後の先生相談で、光明が差した。 仮説が出来つつあったのである。 小野先生から頂いた 「良い感じだね」 というお言葉は、一生忘れられないであろう。 勢いに乗ったインゼミメンバーは、仮説を固めるため、既存文献をガンガン読んでいったのであった。

09月 久米は泣かない、久米は自分で考えるの!!
 秋だ!食欲の秋だ!! 9月担当の山田です(゚∀゚)
 私が執筆担当になったからには、まずなぜインゼミのテーマが 「ワケあり商品」 になったか、 に触れざるを得ない。 遡ること2ヶ月、7月のテーマ発表を前にインゼミ一同頭を抱えていた。発想力が乏しく、面白そうなテーマが浮かばない。いくつか捻り出してみるも、どれもしっくりこない。 月曜日の1限の時間、「あー最近買い物行ってないなー。靴欲しい」 と思い、ネットサーフィン。 すると、目に入る 「ワケあり商品」 の文字。 「これは!」 と隣にいた小平(仲良し)と盛り上がる。 そうして、久米の提案した 「行列」 をかわし、 あれよあれよという間に 「ワケあり商品」 がテーマとなった次第である。
 さて、9月。 イベントが多すぎる…。 9月3日から6日、夏合宿中間発表。12日、先生相談。19日、先生相談。 26日、先生相談 (先生大好きかw)。 27日、第二回中間発表(質問票提出)。
 インゼミメンバーは、8月にバイト (主に山田) や、帰省 (小平)、さらに自宅警備 (石塚)により、あまり集まれなかった。 そのためツケが回ってきたのだ。 先生に 「既存文献レビューがざる」 と指摘され、 避けていた英語と戦うインゼミ陣。
 そんななか、事件は起きた。 合宿終了2日後…佐藤和也、骨折。 そして、合宿終了1週間後…山田、胃炎で入院 ヽ(*´∀`)ノ 1人、また1人と戦士が倒れていったのだった。 久米は、骨折中の佐藤和也と、質問票制作に取りかかろうとするが、しかし・・・「俺は全知全能じゃねぇ!!!!」
という佐藤和也の怒号。 そして、冒頭のタイトル 「久米は泣かない、久米は自分で考えるの!!」 9月20日、ついに、 久米自ら、発熱。
 さーて、来月のインゼミさんは? 「間に合うか中間発表!?」、「どうなる、多母集団同時分析」、「秋晴れのソフトボール大会」の3本でお送りします! ジャンケンポン (グー) うふふふふふ


10月 地球に愛を、小平に肉を。
 「えっ、中間発表、インゼミでしょ?」の空気をうすうす感じとるインゼミ陣。
 細々とパワポを作り始めてはいたものの「中間発表するのはインゼミ」と本決定してから本格的なパワポ地獄がスタート。
 「いつものケース・ディベートとは違って、既に大枠ができている論文をパワポにするんだから、作業ゲーじゃないの?」と甘く見てた、そんな時期もありました。何が一番つらいかって「パワポ作り始める」→「論文の流れをしっかり理解する必要がある」→「論文熟読する」→「論文のだめな所発見」→「愕然」この一連の流れ。論文の直さなきゃいけないところはどんどん出てくる。それを直そうとするとパワポがおろそかになる。ってか、結局パワポ作り直しじゃん!という負のループ。そんなパワポ地獄の中でも救いだったのは、全員がパワポに協力的だったこと。うまく論文を5分割したインゼミ陣は、皆それぞれの想いを込めてパワポを作り、それを小平に託しデザイン統一を行う。時々、スライドマスターの枠に入りきらないほどの想いを詰め込む石塚もいれば、そもそも表示されてるスライドに入りきらない、謎の猫画像を詰め込む佐藤もいた。
 そんなこんなで無事三田論中間発表を乗り切ったインゼミ陣であるが、パワポ地獄の後には分析地獄が待っていた。今回の論文は「多母集団同時分析を伴った共分散構造分析」を行う。早口言葉としても通用しそうな「多母集団同時分析を伴った共分散構造分析」だが、名前だけじゃなく中身もややこしい。前期の間に学んだSEMではなく、新たにAmosという武器と共に「多母集団同時分析を伴った共分散構造分析」に挑むインゼミ陣。果たして、無事に結果を得ることはできるのか…!!
 だがしかし、またもや問題発生。10月後半といえば…そう、入ゼミイベントが連続していたのだ!インゼミ陣の中から3人が入ゼミ説明会の準備の闇にとらわれ、グループワークしていても、インゼミなのか入ゼミなのかわからない状態。加えて、久米がいきなりインゼミのドロップボックス共有フォルダから脱退する事件も起き、インゼミ陣は大混乱。
 間に合うのか!?商学会賞!!!

11月 久米と四人の調査兵団の最終決戦
 「完成」に向けて幾多の試練を迎える霜月。商学会賞、三田祭準備、インゼミ報告会に向けてのプレゼン・・・多くの試練に、久米君率いるインゼミチームは立ち向かった。ある時は、三田キャンパス正門で受け取った論文添削。またある時は、明大前駅での三田祭資料完成。さらには、我らがゼミ長宅でのパワポ完成。全ての瞬間が達成感で満ち溢れていた。その度に、本番(インゼミ報告会)への思いは強くなるばかりであった。久米自身も身体だけでなく心も大きく成長し、最強の巨人へと変貌を遂げた。本ゼミでの模擬プレゼンも難なく終えたインゼミチームには、もはや刺客はなし!!このような気持ちをみんな抱きながら、11月30日、最後の発表を迎えた!!


発表会当日のスケジュール



報告会日時: 2013年11月30日
報告会会場: 日吉キャンパス J19教室
懇親会会場: グリーンズマルシ
ェ (報告会参加ゼミの先生方とゼミ生のみとなりますm(_._)m

タイムテーブル:
印刷可能なポスター→
12:30  幹事・発表者 集合
12:45  全体 集合

小野ゼミ以外の論文には、パスワードがかかっています。
小野ゼミ生以外の方は、各ゼミの論文は各ゼミにご請求ください
13:00  報告会開会の辞 (高田先生)

13:05  岡本大輔研究会 研究報告
       
指定討論者: 園田先生・小野ゼミ生・高橋ゼミ生

13:50  高田英亮研究会 研究報告
       
指定討論者: 岡本先生・園田ゼミ生・佐藤ゼミ生

14:35  小野晃典研究会 研究報告
       
指定討論者: 佐藤先生・岡本ゼミ生・高橋ゼミ生

15:10  休憩 (15分)

15:30  園田智昭研究会 研究報告
       
指定討論者: 高田先生・小野ゼミ生・佐藤ゼミ生

16:15  高橋美樹研究会 研究報告
       
指定討論者: 小野先生・岡本ゼミ生・高田ゼミ生

17:10  佐藤 和研究会 研究報告
       
指定討論者: 高橋先生・園田ゼミ生・高田ゼミ生

17:35  報告会閉会の辞 (園田先生)

17:40  終了 〜懇親会場へ移動

18:00  懇親会開会の辞 (高橋先生)

18:10  歓談

20:00  懇親会閉会の辞 (小野先生)



発表会当日の様子


 11月30日、J19教室にて四分野インゼミ報告会が行われ、商学部の4本柱とも言われる4分野 (経営・会計・商業・経済産業) のゼミが、分野横断的に集い、各々のゼミが研究してきた内容を発表した。 私たちインゼミチームは、この日のために、これまで何度も何度も発表練習を行い、本番当日の朝も大教室でマイクを使って発表練習を行った。 練習に練習を重ね、気付けば、不安から自信に変わっていた。 発表本番直前、私は、半年間の集大成をこれまでにないほどの大衆の前で披露できることにワクワクしていた。 緊張はあまりなかった。 多くの人で賑わう会場。 岡本ゼミ、高田ゼミに次き、さあ、小野ゼミの発表だ。 本番は、トップバッター小平の、元気な 「みなさん、こんにちは!」 から始まり、続く和也、石塚、山田もみな堂々と元気よく発表していた。 そして、私もこれまでの本ゼミの発表以上に緊張することなく自信を持って発表することができた。 質疑応答の時間では、質疑応答集を作り、入念に質問対策を行っていたインゼミ一同は、会場からの質問にも難なく答えることができ、さらに、佐藤和先生からは貴重なフィードバックを頂いた。 小野ゼミの発表は無事終えることができた。 懇親会では、他ゼミの先生方にも貴重なフィードバックを頂き、さらに、小野ゼミ生だけでなく、多くの他ゼミ生とも交流を楽しんだ。 この日は一日を通して本当に楽しめたし、充実していて、半年間のインゼミ活動を締めに相応しい素晴らしい一日であった。(久米)
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ドキドキの発表前
おなじみの黄色い表紙です!
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意外とリラックスしてる…?
みなさん、こんにちは!by小平
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二つの研究潮流があります!by佐藤
仮説提唱にうつります!by石塚
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多母集団同時分析を伴った
共分散構造分析を行います!by山田
有意義な研究だったと言えるでしょう!by久米
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質問タイムです!
堂々とした受け答えをする久米。
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発表を終えて、早速先生方のところへ!
大成功とのお言葉をいただきました!
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無事に終わって安堵の表情!
コメントを引き受けてくださった石井さん、
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大学院生の白石さん、
中村さん、ありがとうございました!
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そして小笠原さんには、懇親会の司会を
引き受けていただきました。ありがとうございました!
先生方とも親睦を深めました!
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小野先生、本当にありがとうございました!
色紙をもらってうれしそうな代表。
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インゼミの皆さん、お疲れさまでした。
来ていただいた大学院生の方、10期の先輩方、
そして足を運んでくださった2年生の皆さん、ありがとうございました!

ノーマルサイズの写真はこちらからダウンロードできます。

研究を
終えて

久米敬太郎
 インゼミ報告会から2日が経った今、本番の発表を振り返ってみると、ただただ楽しかったなと思う。 今まで経験したことのない程の大勢の聴衆の前で、半年間の集大成を披露する。 本番の発表では、今までにない感覚を味わった。 そして、その感覚を私は、ただただ楽しんでいた。 どのゼミ内での中間発表よりも本番は緊張をすることはなかったし、どのゼミ内での中間発表よりも本番は自信を持って堂々と発表することができたと思う。 そして、私たちの発表は 多くの方から賞賛の言葉をかけていただき、インゼミで論文を作り上げてきたことに対する誇りを感じることができた。 約半年間に及んだインゼミでの活動は、まさに “ハッピーエンド” で幕を閉じたと言えよう。
 しかし、半年間の活動の経緯を振り返ってみると、かなり険しい道程だったと思う。 テーマ決めに悪戦苦闘した6月、7月。 仮説がなかなか立たず、毎日のように新しいパス図を描いては議論する日々が続いた8月。 メンバーの入院や骨折などが重なり、なかなか全員で集まれず、思うように進まなかった9月。 3ゼミ合同中間発表に向けて、発表練習に明け暮れたり、多母集団同時分析を実施するため膨大なサンプル数を集めた10月。 そして、論文完成、本番発表に向けて何度も徹夜をした11月。 どの月も本当に苦労したし、論文のことで悩まなかった日などなかった。 また、論文代表としての自分の至らなさに周りのメンバーに迷惑をかけることも多かった。
 しかし、道程が険しいながらも、頼りない論代がいながらも、インゼミが比較的順調に論文執筆活動を進めることができていた。 それは、間違いなくインゼミメンバー全員の頑張りによるものだった。 誰が特にとかはなく、石塚も小平も和也も山田も皆、責任感がとても強くて、しっかりと自分の役割を全うしていた。 これは、論代が頼りなかったためかもしれないが、いい意味で、それはチームワークの向上に繋がっていったように思う。 当初は周りからインゼミは仲が悪いと言われたり、実際、互いに衝突したことも多かったけど、最終的には、インゼミは他のどのチームよりもチームワークの良いチームになったと思う。 石塚、小平、和也、山田、本当に本当にありがとう! 皆と同じインゼミチームで心から良かったと思う。 そして、頼りない論代ですみませんでした。
 最後に、私たちの論文を最後まで見守り、昼夜問わず、添削ご指導して下さった小野晃典先生、熱心にアドバイスして下さった白石さん、竹内さんを始めとする大学院生の方々、文章の添削依頼を快く引き受けて下さった10期の先輩方々には心から感謝いたします。 本当にありがとうございました。
 インゼミチームが無事論文執筆活動を終えることができたのは皆さんのおかげだと思っています。 自分はインゼミ代表として、頼りない代表でしたが、皆さんの支えによって、無事大役を務め終えることができました。 本当にありがとうございました!


石塚佑飛
 小野ゼミに入会してから既に、半年以上が経過して、季節も春、夏、秋と過ぎ、冬に入っていた。 入会した時に抱いていた、“三田ではゼミを頑張ろう” という気持ちは未だ変わっていない。 1本の論文を書き終え、論文の発表を終えた、この時点で、8か月前の自分からだいぶ成長したなという実感がすこしある (とはいえ、まだまだ未熟者ですが)。 自分のため、ゼミのために過ごした8か月間は、光の如く過ぎていった。 振り返れば、色々あったなと、毎日充実していたなと思う。 まさにフロー状態 (笑)。 時間感覚の喪失も体験した。 曜日感覚がなくなることもありました。 その8か月間のなかでも、自分を最も成長させてくれたのが、三田論執筆だろう。 チーム結成当初から、上級生からは仲悪くなりそうだと言われたりもしたし、実際、メンバー全員そろって食事をすることも無かった。 それでも、仲は悪くなかったと思います (本当に思ってます)。
 中間発表、商学会賞に応募、そして本発表を共に乗り越えた、我々インゼミチームには、たしかに絆があったし、いつしか自分の居場所になっていた。 そのため、本発表を終えた時に、無事に終えることができた喜び反面、終わってしまったなという寂しさ同時にあった。 そんな絆ができるまでの軌跡をすこしばかり振り返ってみよう。
 まず、7月のテーマ決め。なかなか決まらなかった。 それは意見が出ないからではなく、各々がしっかりテーマとしてやりたいことを持ち寄った結果であった。 この点で、インゼミがチームとして、また個人がチームの一員として、機能するなと、うすうす感じていた。 そのため、私にはテーマが決まらない不安はそこまでなかった (むしろ悪いテーマを焦って決めるのが良くないと思っていた)。 次に、夏休み。自分が想定していたよりもチームとして集まりが悪かった。 集まったとしても議論に進歩がみられない日が続き、フラストレーションも溜まっていった。 久米が製造するパス図も今となってみれば、とても懐かしいし、代表として彼が一生懸命やってくれていた証拠なのかもしれない。 夏合宿前に仮説提唱をしなければならないということで、ここで皆の議論が白熱した。 全員が妥協しなかった。皆が納得して前に一歩一歩前進していった。 そして後期に入り、他チームに比べて順調だと思われていたため、中間報告会のチームとして白羽の矢が立った。 この報告会に向けて、パワポ作りに格闘した。 中間発表が過ぎた後も、多母集団同時分析という山や、商学会賞といった山が連なり、常にのぼり坂で、気の抜けない日々を送っていた。 最後まで、個々人が仕事を全うし、ようやく本発表までたどりつくことができたのだ。 本発表で、多くの聴衆の前に立った時に見た景色は、山の頂上から見るように気持ちのよいものだった。 この頂上まで、辿りつけたのは、チームの皆がいたからであり、誰もが自分の仕事を果たした結果であったのではないだろうか。 充実した生活を送ることができたこと、良いメンバーに巡り合えたことを感謝したい。 論文代表の久米、和也、山田、小平ありがとう。このチームで良かったと心から思うよ。
 また、論文の完成には、たくさんの人々の助力があった。 昼夜を問わず、論文や資料の添削をしてくださった小野晃典先生。 分析を手伝ってくださった白石さんをはじめとする大学院生の方々。 日本語が壊滅的だった我々の論文の添削をしてくださった10期の先輩方。 そして、ゼミ中にフィードバックをくれた同期達。 本当にありがとうございました。 研究を終えての文章すら拙いので、卒論もさぞかし苦労するのだろうな。 これからもご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします。


小平紘子
 とうとう自分がインゼミ後記を書くときが来たんだなと不思議な気持ちだ。 一体何から書けばよいのかわからないので、無難にインゼミ結成当時から振り返ってみようと思う。
 論文チーム決め (というより、どこの論文チームを志望するのか探り合い期間) において私は、小野ゼミに入会してすぐインゼミがいい!と決めていたので、特に迷うことはなかった。 インゼミで頑張って「いろんな分野のゼミがいる中で、めっちゃかっこいいスタイルで、充実した内容をプレゼンしたい! ドヤ顔したい!」 と意気込んでいたため、メンバーについては特に気にしなかったんだけど… 「一番仲の悪い論文チーム!」 「絶対論文進まないよ!」 なーんて言われて、ちょっとへこんだ。 ただ確かに、チームワーク面でちょっと不安だったのも事実だった。 実際論文始まってすぐは、めっちゃ雰囲気悪かったような、そもそも個人ワーク多かったような、ばらばらだった印象が強い。 でも、最終的にインゼミはすごく仲良く…! とまではいかないけど、ほどほどに仲良くなったし、居心地も良いなーと思えるまでになった。 よかったね!(?) じゃあ、いつ頃からほどほどに仲良くなったのかなーって考えてみると…テーマ発表はまだ、ちょっと探り探りな感じはあった気がする。 夏合宿での中間発表は、そこそこ順調だったこともあって、ちょっと心の余裕がうまれたのかもしれない。 順調だった結果、三田論中間発表をすることになって、その心の余裕はなくなるんだけど…でも、みんなでプレゼンを作る作業、すごく好きだった。 今までのグループワークでは一部の人がパワポ作業をしてたけど、インゼミはみんなパワポを作ろうとしてたその空気が新鮮だし、楽しかったなあと思う (私が頼りなかったのかもしれないし、または分担作業が好きだったからかもしれないけど)。 中間発表を乗り越えて商学会賞に出す辺りから三田祭まで、だんだん徹夜する機会も増えていったことで、ぴりぴりすることも増えたけど、一方で団結力が強まったのかなと思う。 そして四分野インゼミ研究報告会、の前日。 本ゼミの後に久米を先に帰して、他のインゼミメンバーで色紙を書いてる時、私は思ってたよりもインゼミが好きなんだなーって感じた。 終わってしまうと認識したことで、客観的に自分を見て、インゼミで活動してる時が楽しかったんだな、って気づけたのかもしれない。 こんなかんじでインゼミは、実はそこそこ仲のいいチームだった。 本番では、これ以上ないほど自分の力を出し切り、大満足の発表ができて、当初の目的を無事達成できた。
 論文・パワポにつきまして、小野先生には本当に沢山ご指導していただきました。 既存研究レビューが雑、日本語が下手、ゆらぎ多すぎなど、問題児だったインゼミチームが、論文完成、ならびに11月30日の舞台で大成功を収めることができたのは、いつも熱くご指導くださった小野先生のおかげです。 本当に本当にありがとうございました! 感謝してもしきれません! 次は卒論という目標に向かって、頑張りたいと思います。 よろしくお願い致します!
 またインゼミは、多くの先輩方のお力も借りて (ときにはOBOGの方まで巻き込んで) やっとここまでたどり着けました。 論文の書き方なんてわからず、右も左もわからないインゼミチームを指導してくださった先輩方、ありがとうございました! 質疑応答においても、怯えずに普段の自分を出せました。それは本番前のゼミで、先輩方に何度も質疑応答練習をしていただいたからだなーと思い返し、小野ゼミが恵まれた環境だということを再認識しました。
 もちろん、同期である関マケチーム・マケ論チームのみんなに支えてもらったことも沢山ありました。 仕事を手伝ってもらったこともあったし、息抜きでご飯食べに行ったこともあったし、リポDもらったこともあったね! 2チームをみて刺激を受けることも沢山あって、11期でよかったなーとも思ったよ。
 最後にインゼミチームそれぞれに、メッセージを書きたいと思う。 なんか照れるね。
 くめへ。 論代お疲れ様! くめは、私とすごく似てるから、すごくやりにくかったです。 でも、思い返せば、ミラバケッソの時は敵として、定性定量の時からは味方として、意外と関わりが多かったね。 関わりが多かったからこそ、きついこと言う機会も多かったと思う。 ごめんね。 最初はすごく頼りない代表だなーって思ってたのも事実だけど、終わってみて、くめが代表で良かったと思うよ。
 づかへ。 づかは最初のケースで一緒だったし、ガーリーだし、話やすかったよ! 音ゲー下手すぎて、ふぇぇ…って言ってたの、すごく印象的です (笑)。 づかは、プレゼン作ってくれたり、ゆらぎチェックだったり、細かい作業がすごく得意で、かなり頼りにしてました!
 かずやへ。 最初のディベートの時から言ってたけど、グループワークがすごくしやすい! 他人の意見を受け入れるから、見様によっては自分の意見が無いって思われたりするかもしれないけど、そんなことない…と思ってるよ (笑)。 裏代表お疲れ様です!
 さいかへ。 姉でもあり、妹でもあり、旦那でもあり、嫁でもあったさいか。 インゼミに、さいかがいてくれてよかった。 そして分析の神! 任せっきりになっちゃって、ごめんね、ありがとう、お疲れ様! またおいしいもの食べに行こうね。
 みんなへ。 いつかインゼミメンバーで、ご飯とか食べに行けたらいいな!


佐藤和也
 発表を終えた後の拍手が、今だに耳に残っている (ちなみに本日は、加藤あいが結婚を決めてから10日後)。 11月30日、インゼミチームは、たしかに日吉J19教室の檀上でプレゼンを行っていた。 それは半年間の努力が報われると同時に、とても寂しく、時が過ぎるのが愛おしく思えた。 それくらい、インゼミチームが自分にとって、居心地が良いものであった。
 思い返せば6月のチーム発足後の下馬評では、3チームの中で、一番チームの仲が悪そうで大変だろうと先輩や同期から言われていた。 そのせいからか、実際に他チームよりも集まる時間を少なくする一方、集まる時は議論に集中していた。 議論に行き詰ったら、各自、宿題として文献を読んでくるなり、文献を和訳してきたり・・・ たぶん、他チームとは、論文を進める方針が真逆であったように思えるけれど、このシステムで進めたからこそ、半年間、3チームの中で、1番安定していたと自負できる。 秋学期に入っても、お互いの役割を認識してチームワークが格段に取れ、いつの間にか、チームの雰囲気も良くなっていった。 3ゼミ中間発表資料作りや、分析で多少なりにつまづいても、自然と乗り越えられるような気がしていた。 この感覚は、勉強面では初めてかつ、とても新鮮であった。 もし将来、自分の家族あるいは、子供に 「大学で何してたの。」 と聞かれたら、胸を張って 「学問と向き合っていた。 大学って、自分を大きく成長させてくれるところなんだよ。」 と伝えたい。
 では、ここからはインゼミメンバーに面と向かって言うのは気恥ずかしいので、この場をお借りして感謝を述べていきたい。
 アルファベット順で、まずは石塚へ。 石塚とは、一年の時から知り合いで、ハマトラで色んな話してたね笑 そうだからこそ、気兼ねに話せたし、一緒に論文の先行きを語れたんだと思う。 お疲れさまでした。
 続いて、小平へ。 ひろがインゼミに誘ってくれなかったら、インゼミチームに来なかっただろうし、こんなに仲良くなれなかったと思う。 パワポのマル秘テクニックとか
AMOSの使い方とか、ひろから色んなことを学べて感謝の言葉しかないです。 あと、議論まとめるのが上手いと思います。 本当にありがとう。 そして、これからもよろしく。
 久米へ。 論代として、半年間一番辛かったのは、久米だったと思う。 その証が、インゼミ懇親会で表れてたし、久米にはいろいろひどいことを言った気がする。 でも、本当に信頼してたからこそ、あんな風に言えたんだと思う。 私たちの論代でいてくれてありがとう。また、二郎行こうね。
 山田へ。 千葉から遥々来て、眠そうな顔しながらも頑張ってる姿が、今でも目に焼き付いてます (笑)。 でも山田のサバサバした物言いが、これからはあまり聞けなくなるかと思うとちょっと寂しいです。 一緒のチームでやれて嬉しかったです。 ありがとう。
 また、発表に至るまでには多大な支えがあった。 たくさんのフィードバックを下さる10期生や、白石さんをはじめとする大学院生、そして、私たちの拙い文章を見て、見捨てずに熱心に指導してくださる小野先生には、感謝の言葉しかありません。 本当にありがとうございました。
 最後に、12期生へ。 1年前、学問に無関心であった私は、小野ゼミの、とある10期生の発表を見て衝撃を受けたため、入会を熱望しました。 そして、自分が発表を終えた今、そのバトンを12期生の誰か一人にでも繋げたら、私の役目も少しは果たせたかなと思う。 他のメンバーも述べている通り、最高の先生と最高の仲間と一緒に、残りの大学生活を過ごしてみませんか。 すべてが楽しいことばかりではないかもしれないけれども、「小野ゼミに入会して良かった。」 こんな風に1年後言ってくれる未来の12期生に期待を持ちながら、この研究後記を終えたいと思う。 本当にありがとうございました。


山田彩華
 論文執筆は、自己嫌悪との戦いであった。 論文執筆が始まった7月、「論文を執筆する」 ということを誰もしたことがなかったため、どのように進めてよいか全くわからなかった。 自分たちなりに進めてみても、それが正しい道筋なのか、本当に進んでいるのか全くわからなかった。 その焦燥感や不安を代表である久米くんにぶつけてしまっていたのは本当に申し訳なかった。 夏休み中は、私のわがままでアルバイトを沢山入れてしまった。 そのため、気がついたら論文の方向性を皆が決めてくれて、気がついたらパス図が出来上がっていた、という感覚が強い。 その頃、何もできていない自分の非力さや申し訳なさから自己嫌悪に陥りフラストレーションはどんどん溜まっていった。 また、インゼミの 「ワケあり商品」 というテーマを言いだしたのは他でもない、私であった。 マケ論や関マケの論文が終盤を迎えるにつれて、面白みを増していくのに対し、インゼミの論文は見劣りするのではないだろうか、歴代の小野ゼミ生の論文のレベルに遠く及んでいないのではないか、その原因はテーマにあるのではないかなど、自己嫌悪はとどまるところを知らなかった。
 なんとか力になりたい、その一心で頑張ったのは 「多母集団同時分析を伴った共分散構造分析」 であった。 しかし、これもなんとも中途半端な結果に終わってしまった。 目玉の仮説の1つは潰れてしまうし、どのように分析をするかという手順ばかりにとらわれ、多母集団同時分析がどのような分析なのかに関して、理解を深めることが疎かになってしまったのではないだろうか。 後の質疑応答練習で、分析について突っ込まれると何も答えられず後悔は深まるばかりであった。 そしてまた、「私、一体なんの役に立てるのだろう…」 という自己嫌悪に陥るのであった。
 せめて、論文執筆だけは役に立ちたい! と思い、分析の第4章に意気揚々と乗り出した。 しかし、多少自信のあった日本語力も全く力になれないことがわかり、商学会賞締切前に私の心は完全に折れていた。 10期生と大学院生を総動員して、インゼミ論文の大工事をしていただいている間、感謝の気持ちだけでなく、いたたまれない気持ちでもいっぱいであった。 そして、また 「私って(以下略)」。
 論文は (三田祭前の2徹を通じて) なんとか完成し、残すところは発表だけとなってしまった。 発表だけは今までで一番練習した。過去に行ってきたプレゼンでは、そんなに不器用な方ではないので、2・3回練習すればそれなりのプレゼンができていた。 しかし、今回は論文の集大成であり 「次」 がない。 もうこれ以上後悔も自己嫌悪も嫌だった。 発表前1週間毎日練習。質疑応答集も作成し、発表3分前まで練習した。 万全の準備をして行ったプレゼン本番。 この景色は一生忘れないであろう。 大勢が自分の話に耳を傾けてくれる快感。 他を圧倒するようなクオリティでできたプレゼン。 盛大な拍手。 「何も間違ってなかった!」 と、強く実感し、今までの不安や自己嫌悪を全て吹き飛ばしてくれた。 何より嬉しかったのは、お世話になった上級生方に、「今までのプレゼンで一番よかった!」 と褒められたことだった。
 論文完成は先生のお力がなければ達成できなかっただろう。 私たちのために徹夜してくださった熱意に感謝しています。 また、大学院生を含む上級生の皆さんにも、感謝してもし足りないくらい感謝しております。 最後にこんなにダメで、自己嫌悪陥りがちで、でも無駄に我が強くて議論引かないし、文句ばっかりでどうしようもない私とグループワークをしてくださったインゼミチームに一言ずつ感謝のメッセージを残したい。

久米へ。 代表お疲れ様。 後は色紙見てね。 ありがとう。
石塚へ。 入ゼミも一緒だし、飽きずに私の面倒みてくれてありがとう。
小平へ。 私の心の拠り所でいてくれてありがとう。 地球に愛を!小平に肉を!!
和也へ。 論文の全ての活動に関与して支えてくれてありがとう。 インゼミ裏代表は和也だと思います。

 他のグループはスタートダッシュ切ったり、後半怒涛の追い上げをしたりだったけど、 「安全運転・常に時速
40km」 的なインゼミが大好きでした。 真面目で時間通り登校し、無駄に長くは集まらない。 また、徹夜をシフト制にすることで誰かしら生き残るという姿勢。 メンバーのパワーバランスも取れていて、仲悪いなりに (笑) 最高のチームだったと思います。 私の大切なチームです! 本当にありがとう。

第11期 四分野インゼミ研究報告会プロジェクト・メンバー:
久米敬太郎 (論文代表)
石塚 佑飛
小平 紘子
佐藤 和也
山田 彩華

201832

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